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円安局面は終焉に向かっている

「イスラム国」の台頭、南欧危機の継続などで高まる円の需要

榊原英資 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

 2012年末からの金融緩和で1ドル80円前後だった円ドルレートは円安に推移し、2013年12月には1ドル100円を超え、さらに2014年10月31日の「量的・質的金融緩和」の拡大を受け2014年末には一時1ドル120円を超えた。

拡大円安が急ピッチで進む局面もあったが……

 この金融緩和を受け日経平均も2013年初めの1万円前後から大きく上昇し、2014年12月28日には年初来の高値1万8051円をつけその後も1万7500円前後で推移している。

 日本銀行の「異次元金融緩和」は円安・株高をもたらし、経済成長率も2012年、13年は1.5%前後まで上昇した。アベノミックスの第一の矢、金融緩和は大きな成果をもたらしたということができるのだろう。

 ただ、2014年4月1日の消費税増税は景気を反転させ、 ・・・続きを読む
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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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