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日本経済、足もとは順調な回復

円安、原油価格の急落、好調な米国経済などが寄与

榊原英資 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

 2015年第1四半期の日本経済の成長率は年率で3.9%と速報の2.4%を大きく上回った。

拡大日経平均は2万円台に乗せた

 2014年は消費税増税の影響もあってマイナス成長(マイナス0.06%)、2014年度はマイナス1.0%と成長率を2013年度の2.1%から3%以上も下げた。こうした状況の中で、日本銀行は2014年10月末に追加金融緩和に踏み切った。他方、政府は2015年に予定されていた消費税率の10%への引き上げを2017年10月まで延期し、景気回復に万全を期した。

 こうした状況を受け、2015年度の成長率予測は1.5%を超えるとの見方が強くなっている。

 原油価格が2014年末から急落したのもエネルギー輸入国日本には大きなプラス、さらにこのところの円安で輸出が増大し2015年3月の貿易収支は2年9カ月振りの黒字に転じている。4月には2カ月ぶりの赤字に転じたが、赤字幅は前年同月比で93.5%と大幅に減少している。輸出は8%増の6兆5515億円と8カ月連続で前年同月を上回っているのだ。

 経常収支も4月は1兆3246億円の黒字で、 ・・・続きを読む
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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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