男性ホルモンのテストステロンの高い女性は、国際競技に出られないのか
2016年09月22日
お詫びと訂正:2016年09月22日に配信した本記事について、筆者の小林恭子さんから不正確な表現があり、修正をしたいという申し出がありました。リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した南アフリカのキャスター・セメンヤ選手を巡る出場資格問題で、性分化疾患(DSD)への理解が不十分でした。何らかの原因で性染色体などが非典型的になる疾患で、テストステロンという男性ホルモンの値が高くなるなどといったこともあります。本記事では「両性具有」など適切ではない表現がありました。筆者と編集部の確認が不十分だったことをお詫びするとともに、筆者と相談のうえ、見出しや文章を修正しました。(2019年8月22日、「論座」編集部)
スポーツ競技で一般的な女性の身体とは異なる特徴を持つ「性分化疾患」の女性選手は、国際競技に出られないのだろうか?
リオデジャネイロ五輪の陸上競技が開かれた2016年8月20日、南アフリカの陸上競技のキャスター・セメンヤ選手は女子800メートルを1分55秒28で走りきり、金メダルを獲得した。一般的な女性の3倍の男性ホルモン(テストステロン)を分泌する体であると報じられてきた。リオ五輪が残した課題の一つとして、この問題を取り上げてみたい。
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください