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政権が長期化しても支持率は高いまま

米国のシリア攻撃について「決意を支持」と記者団に語る安倍晋三首相=4月7日、首相官邸  

拡大米国のシリア攻撃について「決意を支持」と記者団に語る安倍晋三首相=4月7日、首相官邸

 安倍晋三内閣の高支持率が続いている。調査聞機関によって異なるが、支持率は50%から60%(日本経済新聞の4月30日の調査では60%、TBSの4月1~2日の調査では57%、報道ステーションの4月22~23日の調査では50.4%)となっている。

 2012年12月、第2次安倍政権が成立してから5年間、報道ステーションの調査では40%から60%の支持率が維持され、2017年4月の支持率は50.4%だ。

 2001年4月26日に成立した小泉純一郎内閣は、当初は70~80%の高支持率を誇っていたが、次第に低下し、2006年には45~50%まで下っている。それでも、全体としては支持率の高かった内閣だった。森喜朗内閣は10%から20%、小渕恵三内閣は20~50%で推移していた。

 政権が長期化すると、どうしても支持率は低下するのだが、第2次・第3次安倍内閣は5年目に入っているが、50~60%の支持率を続けている。支持率の極めて高かった小泉純一郎内閣も政権末期の2006年には40%まで支持率は落ちている。安倍政権も5年目に入っているが支持率は50~60%と政権成立時からそれほど大きく下がってはいない。

 政党支持率でも自民党が圧倒的に高く、2017年4月には38.1%と民進党の6.7%、公明党の3.8%、共産党の3.2%を大きく引き離している。支持政党なしと無回答が全体の45.7%なので、政党支持の70%は自民党ということなのだ(いずれもNHKの調査)。

 2015年、16年に比べると、民主党・民進党の支持率が大きく落ち込んできているのだ。例えば、2015年1月民主党の支持率は9.2%、2016年4月民進党の支持率は9.1%だったが、それが2017年4月には6.7%まで落ちてきているのだ。

安定推移の大きな要因の一つは経済

 安倍政権が順調に推移している大きな要因の1つは経済がそこそこ安定的に運営されていることだろう。

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筆者

榊原英資

榊原英資(さかきばら・えいすけ) 青山学院大学特別招聘教授、エコノミスト

1941年生まれ。東京大学経済学部卒、1965年に大蔵省に入省。ミシガン大学に留学し、経済学博士号取得。1994年に財政金融研究所所長、1995年に国際金融局長を経て1997年に財務官に就任。1999年に大蔵省退官、慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、2010年4月から青山学院大学教授。近著に「フレンチ・パラドックス」(文藝春秋社)、「ドル漂流」「龍馬伝説の虚実」(朝日新聞出版) 「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)、「『日本脳』改造講座」(祥伝社)など。

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