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パリ同時多発テロが生んだシンボル(下)

生活文化を守るためのアクション「みんなでビストロへ!」

林瑞絵 フリーライター、映画ジャーナリスト

 連帯の想いを込めて発信された「私はシャルリー」と「Peace for Paris」というシンボルは、両方の作者ともに著作権を主張していない。

 ジャン・ジュリアンは「このイメージはみんなのもの」と広言もしている。だから誰でも目的に応じて大幅なアレンジを加えても問題なく、再利用がしやすい(とはいえ使用は無制限ではない。オリジナルグッズを作って販売するといった商用利用に関して、アーティストたちは良い顔をしていない。ジュリアンは「商用利用の場合、利益を犠牲者に還元してほしい」とお願いしている)。

 「Peace for Paris」の代表的な再利用の例は、飲食業界が行った「みんなでビストロへ!(Tous au Bistrot!)」キャンペーンだろう。 ・・・続きを読む
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筆者

林瑞絵

林瑞絵(はやし・みずえ) フリーライター、映画ジャーナリスト

フリーライター、映画ジャーナリスト。1972年、札幌市生まれ。大学卒業後、映画宣伝業を経て渡仏。現在はパリに在住し、映画、子育て、旅行、フランスの文化・社会一般について執筆する。著書に『フランス映画どこへ行く――ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』(花伝社/「キネマ旬報映画本大賞2011」で第7位)、『パリの子育て・親育て』(花伝社)がある。

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