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泥仕合後の『月刊Hanada』、好調だが…

『WiLL』と違いを出して読者を引きつけられるのか?

福嶋聡 ジュンク堂書店難波店店長

 まるで双子のような雑誌が店頭に並ぶ。ビックリ、ニヤリ、ため息、顰(しか)め面、笑い。朝早く、到着した雑誌の梱包を開けた書店員の表情は、その人の情報収集力、ワケ知り度、商品関心度によって様々だったろう。まったく気にも止めなかった人もいるだろうし、中には誤って一山に積んでしまった担当者も、いるかもしれない。

2誌を隣り合わせに積む書店が多い拡大2誌を並べて積む書店が多かった=東京都内の書店 撮影・樋口大二
 それほど、2つの雑誌は似ているのだ。『WiLL』(ワック)と『月刊Hanada』(飛鳥新社)。

 カテゴリー、サイズ、カバーデザイン、記事内容、論調、どれをとってもそっくりだ。誰が品出ししても、2つの雑誌は書棚に、仲良く並べて置かれるだろう。

創刊編集長が他社でまた創刊

 だが、こうした風景を生み出した経緯は、決して「仲良く」などと言っていられるようなものではない。

 『月刊Hanada』は、編集者花田紀凱(かずよし)氏の名を冠して創刊された雑誌である。その花田氏は ・・・続きを読む
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筆者

福嶋聡

福嶋聡(ふくしま・あきら) ジュンク堂書店難波店店長

1959年生まれ。京都大学文学部哲学科卒。1982年、ジュンク堂書店入社。サンパル店(神戸)、京都店、仙台店、池袋本店などを経て、現在、難波店店長。著書に『希望の書店論』(人文書院)、『劇場としての書店』(新評論)など。

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