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村井良大、ピーナッツの世界観にハマってる(上)

初演から50年、伝説のミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』に出演

中本千晶 演劇ジャーナリスト


拡大きみはいい人、チャーリー・ブラウン』に出演する村井良大=岩村美佳撮影

 あの「ピーナッツ」の世界がミュージカルに!……1967年にオフ・ブロードウェイで初演され、今年が50周年にあたる伝説のミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』が4月、シアタークリエにて上演される。スヌーピー役には中川晃教、ルーシー役を高垣彩陽、サリー役を田野優花、ライナス役を古田一紀、シュローダー役を東山光明がそれぞれ演じる。

 そしてタイトルロールでもあるチャーリー・ブラウン役を演じるのが村井良大。ミュージカルの舞台の見どころや、今すっかりハマっているという「ピーナッツ」の世界の魅力、「いい人」チャーリー・ブラウン役を演じるにあたって思うことなどを聞いてみた。

 スヌーピーをはじめとしたおなじみのキャラクターたちがミュージカルの舞台に登場するのは意外な感じがするが、「音楽も素晴らしいし、セリフも哲学的な言葉が多い」と、「ピーナッツ」の世界観が体現されたこの作品の魅力を熱く語ってくれた。今、進境著しい村井さんらしい、勢いのあるインタビューとなった。

大人も楽しめる要素満載の作品なんです

拡大きみはいい人、チャーリー・ブラウン』に出演する村井良大=岩村美佳撮影

――「あのスヌーピーが舞台になるんだ!」と私はびっくりしたのですが、村井さんはいかがでしたか?

 まさしくその通りで 、でも50年前に初演されてから、ずっと続いている舞台なんですよね。どうして50年も愛され続けたのだろうと考えたら、やっぱり「ピーナッツ」の世界が面白いからだと思うんです。今、僕自身もチャーリー・ブラウンやスヌーピーの性格、登場人物みんなの良いところやダメなところを研究している最中なのですが、 知れば知るほどハマっていきますね。

 後は絵柄がとにかくいい。タッチが素晴らしいと思います。スヌーピーの絵ってシンプルに描かれているように見えますが、 他の人が描いたらあの愛らしさは全然出ないと思うんです。作者のペンによる微妙な曲線美とラフさに、とてつもない可愛らしさがあるんですよね。スヌーピーの絵柄と「ピーナッツ」の世界観に、今癒やされてます。

――チャーリー・ブラウンって、ちょっと不思議な髪型をしていますが(笑)。

 確かに。髪の毛の表現はちょっと面白いです。でも、チャーリーはまだいいんですよ。 ライナスなんて毛が8本とか、もっと面白い感じになってます(笑)。

――今回は髪の毛を染められたんですね。

 そうなんです。外国の男の子なので、それらしい髪色ということで。でもこの作品、見た目はファミリーミュージカルっぽいですが 、内容はすごく深い。1999年にはサリー役とスヌーピー役の方がトニー賞を取っていたり、最優秀リバイバル賞もとっていたりする作品なんですよね。 音楽も非常に素晴らしくて、大人が楽しめる要素満載です。

――音楽はどんな感じなのでしょう?

 かっこよかったり 情熱的だったり壮大だったり、いろいろな歌があります。登場人物は6人しかいないのですが、「みんなで歌いましょう」という感じではなく、めちゃくちゃハモっていたり、追いかけっこがあったり本当に素敵な曲が多いですよ。

◆公演情報◆
2017年4月9日(日)~25日(火) 東京・シアタークリエ
2017年4月29日(土) 福岡・キャナルシティ劇場
2017年5月6日(土)~7日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
2017年5月9日(火)~10日(水) 愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
[スタッフ]
原作:チャールズ・M・シュルツ著、コミック『ピーナッツ』より
脚本・音楽・詞:クラーク・ゲスナー
訳詞・演出:小林香
[出演]
村井良大、高垣彩陽、田野優花(AKB48)、古田一紀、東山光明、中川晃教
声の出演/大和悠河
公式ホームページ
〈村井良大プロフィル〉
東京都出身。2007年のドラマ『風魔の小次郎』でドラマ初主演を飾り、その舞台版でも主役を務める。以降『仮面ライダー ディケイド』『戦国鍋TV』などテレビ番組で人気を集めるほか、『テニスの王子様」』『すうねるところ』『弱虫ペダル』『RENT』『SHOW ル・リアン』『キム・ジョンウク探し あなたの初恋探します』などの舞台や、映画などに出演し幅広く活動している。

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筆者

中本千晶

中本千晶(なかもと・ちあき) 演劇ジャーナリスト

山口県出身。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルート勤務を経て独立。ミュージカル・2.5次元から古典芸能まで広く目を向け、舞台芸術の「今」をウォッチ。とくに宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。主著に『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』『タカラヅカ流世界史』『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)など。早稲田大学非常勤講師、NHK文化センター講師。

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