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『パジャマゲーム』、北翔海莉インタビュー(下)

宝塚を退団し、ますますパワーアップする究極のエンターテイナー

さかせがわ猫丸 フリーライター


『パジャマゲーム』、北翔海莉インタビュー(上)

男も女も詰め込んだステージを作りたい

拡大ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』に出演する北翔海莉=岸隆子撮影

――このたび制作発表が行われた『パジャマゲーム』は、いよいよ待望のミュージカルです。

 「やっと女優としてステージに立つのか」といった印象を持たれるかと思うのですが、自分では特に強く意識はしていません。それまでにディナーショーがあって、CDのための22曲をレコーディングし、コラボコンサートやクルージング、全国ツアーもありますので、ずっと板の上に立っている中に、ただお芝居が入ってきたという感覚なんです。男役とか歌手とか女優とか、そういう枠を超えたエンターテイナーとして活動している意識があるからかもしれません。

――歌を披露されましたが、女性としての声の出し方など、難しさはありましたか?

 女性の声を出すことに関しては、あまり違和感はありませんでした。でも20年近くオクターブ下の音域でいろんな表現をしてきたので、これからはソプラノでどんな風にストーリーを伝えていくのか、人の心を癒すことができるか、勇気づけることができるのかが課題になってきます。場数を踏みながら、そのあたりも強化していきたいですね。

――映画を拝見しましたが、ドリス・デイが着ていた衣装がどれも可愛いですし、ダンスシーンも迫力があって、北翔さんで見られるのがとても楽しみになりました。

 舞台の上ではどうなるんでしょうね。トムさんは私たちにもまだネタ晴らしをしてくださらないので、どんな演出をされるのか今からワクワクしています。

拡大ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』に出演する北翔海莉=岸隆子撮影

――退団したらすぐ女性化するのかなと思ったのですが、まだほとんど変わっていませんね。

 これでも髪の毛は伸びた方なんですよ。最後の公演だった『桜華に舞え』では、日本の軍人役だったため、刈り上げていましたから(笑)

――長く伸ばしますか?

 そうですね。もうイメージキャラクターは終わりましたけど、加美乃素製品を使って育毛しながら(笑)伸ばしていきたいと思います。

――理想の女性像はありますか? 男役の部分が消えてしまうのかも気になります。

 理想の女性像みたいなのは、あんまりないですね。お客様も完全に女になった姿を見たいばかりではないと思いますので、男役のごとくカッコよく踊るシーンもあり、女性として歌で魅了させる部分もあり、そういうのをいっぱい詰め込んだステージをこれからも作っていきたいと考えています。

◆公演情報◆
ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』
2017年9月25日(月)~10月15日(日) 東京・日本青年館ホール
2017年10月19日(木)~29日(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
[スタッフ]
演出:トム・サザーランド
振付:ニック・ウィンストン
[出演]
北翔海莉、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、阿知波悟美、佐山陽規、栗原英雄 ほか
公式ホームページ
〈北翔海莉プロフィール〉
1998年宝塚歌劇団入団、翌年月組に配属。2000年ドイツ・ベルリン公演に参加。2006年宙組に組替え。2012年専科に異動。2015年星組トップスターに就任。『大海賊』『Amourそれは…』『ガイズ&ドールズ』『桜華に舞え』『ロマンス!!』に主演する。2016年11月退団。本公演が退団後初の舞台出演となる。
北翔海莉オフィシャルサイト

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筆者

さかせがわ猫丸

さかせがわ猫丸(さかせがわ・ねこまる) フリーライター

大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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