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なぜ、ヌーディストビーチは日本に無いのか?

男性の教育不足と弱さがジェンダーギャップを生む

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

 前稿「壇蜜の宮城PR動画炎上とグヘグヘエロ蔓延の理由――AV的エロ量産の背景には男性の低い自己肯定感がある」に引き続き、宮城県のPR動画炎上に関して、その深層を探ります。前稿ではスクールカーストに影響された「男性の自己肯定感」の低さを紹介し、それが炎上につながりやすい「グヘグヘエロ」を生むと説きました。

拡大ベスト・ヌーディスト・ビーチを紹介した「travel CHANNEL」のサイトより
 ですが、「男性の自己肯定感」の低さはスクールカーストに関係無く、より広く日本社会に根付いているように思っています。それをより深く理解する上で分かりやすい事例が、「日本にヌーディストビーチが無いこと」です。

検索すれば分かる日本のエロ目線

 プライベートな話で恐縮ですが、私はハイジニーナ(アンダーヘアーを完全に脱毛すること)をやりたいと最近思うようになりまして、完成した際には解放感を求めて、海外のヌーディストビーチに行きたいと考えています。

 知識も無かったので、どういうところが良いだろうかと思って、「ヌーディストビーチ」というワードでGoogle検索をかけてみたのです。ところが、有益な情報が見つからないばかりか、アダルトサイトばかりが引っかかりました。しかも盗撮したと思われるような写真がごまんと出てくるのです。

 他にもヌーディストビーチに行った日本人女性の体験談で、日本人男性が盗撮をしていたというブログを見つけてしまいました。日本のポルノ流通が世界的にも問題視されているというのは時々聞く話ですが、これでは日本人男性の出入りを禁止にするヌーディストビーチが出てきても何ら不思議ではありません。

 一方、英語で「Nude Beach」と入れると、実際の美しいビーチの写真が掲載されたサイトばかりで、普通に旅行先を探している感覚になります。本来、ヌーディストビーチは誰かの裸を見に行くところではなく、あくまで自分が裸になって楽しむところですから当然です。

女性の体を人として見ていない

 もちろん海外のヌーディスト男性も、自分好みの体型をした女性の裸を見れば、性的な興奮を覚えることはあるでしょう。でも「グヘグヘエロ」の人々と決定的に違うと感じるところがいくつかあります。 ・・・続きを読む
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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、男女関係論、教育論など。女性の活躍を目指す企業の経営を支援する株式会社「リプロエージェント」の代表取締役CEOも務める。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。ブログは 『勝部元気のラブフェミ論』、Twitterは @KTB_genki、Facebookは genki.katsube

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