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男役10年、孤高の美追い求めて

【月刊タカラヅカ】雪組「CAPTAIN NEMO」主演・彩風咲奈

河合真美江


拡大彩風咲奈=滝沢美穂子撮影
  【朝日新聞紙面より】「男役10年」をまさに体現していた。雪組の彩風咲奈(あやかぜさきな)、男役11年目にして立ち姿に自信があふれる。東京の日本青年館ホール、大阪のシアター・ドラマシティで上演される「CAPTAIN NEMO」に主演だ。

 ヒット作連発で一時代を築いたトップスター早霧(さぎり)せいなが7月に退団し、新たな雪組が始まる。「勢いを継がなければ。責任を感じる」と燃えている。

 ジュール・ベルヌの「海底二万里」をもとにした物語。南大西洋の島を舞台に、ネモ船長が理想の楽園をつくりあげようと模索する。「寡黙なんです。語らずともにじみ出る人間性を表現しないと」。孤高の美学。新たな魅力の見せどころだ。

 2007年の初舞台からがむしゃらに男役を追究してきた。新人公演の主演は5回。「自然に動ける余裕が出てきた。小さな変化の積み重ねなんですが」

 誠実に芝居を究める雪組カラー。早霧からも多くを学んだ。「うそがない。お客様にも私たちにもすべて見せてくれたので、曇りなくついていけた」

 そんな早霧を支えた望海風斗(のぞみふうと)が新たなトップとして真ん中に立ち、新しいページを開く。「望海さんが120%の力で輝いたから、ちぎさん(早霧)が安心できたんだと思う」。望海のもと、自らも120%のエネルギーでぶつかるつもりだ。

 「七変化しながらも、男役はどんなときも美しくありたい」。その非日常こそが宝塚だから。さあ、高みを目指して。

 脚本・演出は谷正純。8月29日~9月4日に日本青年館ホール。9月16~24日にシアター・ドラマシティ。


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