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ミュージカル『メリー・ポピンズ』制作発表会見

10カ国以上の国で上演されてきた名作が日本初上陸!

真名子陽子 ライター、エディター


拡大『メリー・ポピンズ』制作発表会見から、左から、柿澤勇人、平原綾香、濱田めぐみ、大貫勇輔

 ミュージカル『メリー・ポピンズ』が日本初上陸する。P.L.トラヴァースの小説を基に、ウォルト・ディズニーによって製作され、アカデミー賞5部門を受賞した大ヒット映画『メリー・ポピンズ』(1964年公開)のミュージカル版。2004年にディズニーとキャメロンマッキントッシュでミュージカル化され、ウエストエンドやブロードウェイなど10カ国以上の国で上演されてきた名作で、2018年3月~6月に東京と大阪で上演される。

 その制作発表会見が行われた。出演者39名による歌唱披露に続き、メインキャストのあいさつ、質疑応答へ。その質疑応答を紹介する。

※登壇者(メインキャスト):メリー・ポピンズ役:濱田めぐみ/平原綾香、バート役:大貫勇輔/柿澤勇人、ジョージ・バンクス役:駒田一/山路和弘、ウィニフレッド・バンクス役:木村花代/三森千愛、バードウーマン役&ミス・アンドリュー役:島田歌穂/鈴木ほのか、ブーム提督役&頭取役:コング桑田/パパイヤ鈴木、ミセス・ブリル役:浦嶋りんこ/久保田磨希、ロバートソン・アイ役:小野田龍之介/もう中学生(すべてダブルキャスト)

ディズニーミュージカルは懐かしくてノスタルジックな感じ

拡大『メリー・ポピンズ』制作発表会見から

――濱田さんへ。久しぶりにディズニーミュージカルへの出演になりますが、その魅力は何でしょう?

濱田:お客さまが想像する色彩やイメージするものを舞台上で具現化されるのは、ディズニーミュージカルが一番だと思います。『美女と野獣』や『ライオンキング』などがそうですよね。発想がとび抜けていて、それを形にして舞台上に乗せて、それを俳優が演じて見せる。音楽も小さい時から聞いていて、耳に馴染んで、覚えて……メロディが流れてくるだけで体が反応してしまいます。小さい頃の思い出や懐かしくてノスタルジックな感じ、それら全てが詰め込まれているのがディズニーミュージカルだと思います。

――平原さんへ。ミュージカルへの出演は3作目ですが、今回のメリー役についていかがでしょうか?

平原:今回の役で難しいなと思うのは、メリーは常に完璧であるということ。完璧ってなんだろうって思うんですけど……そして宇宙人的なイメージがあるとプロデューサーから伺いました。それも難しいなと思っていたのですが、以前、テレビ番組で前世を見てもらったときに、「まだ、あなたは地球に慣れていないからがんばって」と言われたんです(笑)。宇宙人だったころを思い出して、がんばりたいと思います。

もう、踊ることはないかなと思っていたけど

拡大ミュージカル『メリー・ポピンズ』/メリー・ポピンズ役 濱田めぐみ、バート役 大貫勇輔
――島田さん、鈴木さんへ。『レ・ミゼラブル』で共演されて、その『レ・ミゼラブル』が30周年の年に、『メリー・ポピンズ』でダブルキャストを演じることが発表されました。その巡り合わせをどう感じていますか?

島田:ダブルキャストは誰なんだろうとドキドキしていましたが、ほのちゃん(鈴木)とわかって、また二人で取り組めるんだとうれしかったです。本当に心強いですし、とても信頼しています。レミゼのときは少女の役でしたが、今回はおばあちゃんとおばさんの役。その月日の流れをしみじみ感じています(笑)

鈴木:私も本当に心強いです。日本初演というのはとても大変なんです。歌詞や演出の変更もあると思います。スタッフ、キャスト全員が汗水流して作り上げていかなければいけません。対照的な二役を演じるには厳しい演出が待っていると思いますが、歌穂さんと力を合わせて、ウソ偽りない役を作り上げていきたいなと思っています。

――大貫さん、柿澤さんへ。お稽古に向けて取り組んでいることはありますか?

大貫:ダンサーとしてやっていますが、タップダンスが中心の舞台は初めてなのでがんばりたいですし、歌が課題ですのでレッスンをして準備しています。

柿澤:同じくタップダンスを懸命にレッスンしています。ダンスは苦手なんです。劇団四季にいたときに、ダンスの才能がないと言われたことがありまして。それまですごく好きだったのに才能がないと言われたので、「じゃあ、もうやらない」と(笑)。それからダンスからは遠ざかっていたんです。

濱田:上手だったよ!

柿澤:ほんとですかっ!? じゃあ、ダンス好きっ!(笑)。もう、踊ることはないかなと思っていたんですけど、大貫さんがダブルキャストでいてくれるので、先生になってもらって居残り練習をたくさんしたいと思います。

大貫:よろしくお願いいたします。僕に歌を教えてください!(笑)

映画もミュージカルも好きになってもらえる作品に

拡大ミュージカル『メリー・ポピンズ』/メリー・ポピンズ役 平原綾香、バート役 柿澤勇人
――濱田さん、平原さんへ。ディズニー映画が好きな方も見に来られると思います。初めてミュージカルを見られる方にその楽しみ方を教えてください。

濱田:映画はタブレットなどで見ることができるので、自分のタイミングに合わせてどこでも見ることができます。舞台は、同じ時を選んで集まって下さった方々の時間をお借りします。そして、お客さまの前で我々が生で歌って、踊って、呼吸をして、音楽を奏でた時、その空間に広がる幸せな空気感は、やはり劇場でないと得られない感覚だと思います。わざわざ劇場に足を運んでくださるお客さまの人生の時間を、スタッフ、キャストそしてお客さまと共に共有する空間があるということが、映画と舞台の違いだと思います。ぜひ、『メリー・ポピンズ』の世界を体感していただきたいなと思っています。

平原:映画を見て歌い方などを研究したのですが、その歌い方はミュージカルでは違うような気がしました。映画よりももっと自信家なメリーを演じなければいけないとも感じましたし、完璧なメリーなんだけど、コミカルな要素もあるのかなと思っています。映画ファンの方が見た時に「違うなあ」と思われないように、バランスをとりながらメリーを演じたいです。映画もミュージカルも、どちらも好きになってもらえる作品にしたいですね。

《あらすじ》
たくさんの問題を抱えた一家、バンクス家。バンクス夫妻の子供たち、聞き分けのないジェーンとマイケルには、新しい家庭教師が必要で、両親、とりわけ父親のジョージ・バンクスは、しつけに厳しい人物を探していました。そこに現れた謎めいた女性、メリー・ポピンズ!次々と巻き起こる事件を通じて、バンクス一家は、彼女こそが完璧な家庭教師だと気づいていきます。子供たちはメリー・ポピンズに導かれ摩訶不思議で、忘れられない冒険の数々を体験しますが、彼女の不思議な力に巻き込まれるのは、ジェーンとマイケルだけではなかったのです――――。(公式ホームページから)

◆公演情報◆
ミュージカル『メリー・ポピンズ』
2018年3月25日(日)~5月7日(月) 東京・東急シアターオーブ
※3月18日(日)~24日(土)プレビュー公演
2018年5月19日(土)~6月5日(火) 大阪・梅田芸術劇場メインホール
[オリジナルクリエイティブスタッフ]
原作:P.L トラヴァース
オリジナル音楽/歌詞:リチャード・M・シャーマン、ロバート・B・シャーマン
脚本:ジュリアン・フェロウズ
追加音楽/歌詞:アンソニー・ドリュー、ジョージ・スタイルズ
演出:リチャード・エア
共同演出/振付:マシュー・ボーン
共同振付:スティーヴン・メア
日本版演出:ジェームズ・パウエル
振付翻案:ジェフリー・ガラット
音楽スーパーヴァイザー:スティーヴン・ブルッカー
[出演]
濱田めぐみ/平原綾香、大貫勇輔/柿澤勇人、駒田一/山路和弘、木村花代/三森千愛、島田歌穂/鈴木ほのか、コング桑田/パパイヤ鈴木、浦嶋りんこ/久保田磨希、
小野田龍之介/もう中学生 (以上ダブルキャスト) ほか
公式ホームページ

筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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