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『石丸幹二コンサート2018』を開催/上

玉手箱のようにゴージャスさが詰まったコンサート

米満ゆうこ フリーライター


 今も昔も変わらずミュージカル界に燦然と輝く石丸幹二。最近では『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)のしっとりとした司会ぶりで、テレビ界での活躍も目覚ましい。昨年は、ミュージカルを中心にお気に入りのナンバーが揃ったアルバム『My Favorite Songs』をリリース。石丸の代表作『スカーレット・ピンパーネル』をはじめ、濱田めぐみとの『美女と野獣』や、昆夏美との『オペラ座の怪人』など、石丸が織りなす世界にどっぷりと浸ることができる。4月には、長野・東京・大阪で『石丸幹二コンサート2018』を開催する。石丸に、コンサートについて、さらには、多岐にわたる仕事、ミュージカル界への思いなどを話してもらった。

ミュージカルと日本の歌をメドレーで

拡大石丸幹二=安田新之助撮影

――『石丸幹二コンサート 2018』は音楽プロデューサーでギタリストの吉田次郎さんとタッグを組まれます。

 次郎さんには、昨年末のクリスマスディナーショーのアレンジをお願いしました。また、ライブでセッションをしたりと一緒に活動をしています。今回、大ホールでのコンサートを企画するにあたって、アレンジや演奏など全面的にプロデュースしていただきます。アイデアが豊富な仕掛け人なんです。ギタリストとして、一人の音楽家として尊敬しています。

――吉田さんはギタリストとしての音楽活動に加え、セルジオ・メンデスやシンディ・ローパー、ケイコ・リーなど数多くの有名アーティストともお仕事をされているのですね。

 彼は日本とニューヨークで活動していますから……。私との出逢いは、セカンドアルバム『Love Songs』の『今この時』というミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』からの楽曲。ギタリストとして参加してくださいました。アイデアとエネルギーが充満していて、炎の塊が来た(笑)という印象を受けました。じっさい、夢のように素晴らしいギターだったんです。

――吉田さんは、石丸さんのアルバム『My Musical Life』では『ジキル&ハイド』の『知りたい』を、エレキギターをギュンギュン鳴らして弾いています。『My Favorite Songs』では、『ラ・マンチャの男』の『見果てぬ夢』をアコースティックギターで美しく奏で、石丸さんの歌声を引き立てています。

 『見果てぬ夢』は、二人きりで1テイクでとったものなんです。この曲はもちろんのこと、『My Favorite Songs』では多くの楽曲でギターを弾いてもらっています。彼自身、ブロードウェイのミュージカルのいろんな現場に関わってきたこともあって、人脈も豊富。そのおかげで、『ライオンキング』の『サークル・オブ・ライフ』は、ブロードウェイで歌っている人たちにコーラスを録音してもらうことができた。うなるような曲に仕上がっています。

――今回はどういうコンサートになりそうですか。

 私が劇団四季を辞めて独り立ちをしてから10年が経ち、その10周年記念も兼ねています。フリーになってから歌ってきたミュージカルの曲をメドレーにしたり、日本の歌をいろいろ取り上げたり……。NHKの音楽番組「うたコン」で、昭和の歌謡曲を歌う機会を頂いたことがあり、素晴らしいなと気が付いたんです。それで、日本の歌をずっと歌い継いでゆきたいと。そんなふうに、私の過去と未来が見える2部構成になっています。

――ミュージカルの曲目は、昨年11月に発表されたアルバム『My Favorite Songs』からの曲が中心になるのでしょうか。

 このアルバムからもふんだんに取り入れつつ、過去にリリースしたアルバムの曲も混ぜる予定です。

――具体的な曲のタイトルを教えていただけますか。

 おそらくですが、ミュージカル『キャバレー』や『蜘蛛女のキス』、3月に上演される『ジキル&ハイド』の『時が来た』などを歌う予定です。日本の歌では、山田耕筰の『赤とんぼ』、武満徹の『小さな空』。ほかには、坂本九さんの歌も歌いたいと思っています。『題名のない音楽会』で九さんの曲を取り上げたことがあって、ぜひコンサートでもと思いました。

――坂本さんの曲はいかがですか。

 僕の心にフィットしてくるんです。それに、声にもよくなじむ気がする……一方的に言っているだけなんですが(笑)。

◆公演情報◆
石丸幹二コンサート2018
『Kanji Ishimaru in Concert2018 with Jiro Yoshida』
2018年4月15日(日) 16:00開演/長野・長野市芸術館メインホール
2018年4月18日(水) 19:00開演/東京・Bunkamuraオーチャードホール
2018年4月20日(金) 19:00開演/大阪・NHK大阪ホール
※チケット発売中
〈長野公演〉
S席¥7,000/A席¥5,500 (全席指定・消費税込) ※※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
〈大阪・東京公演〉
S席¥9,000/A席¥8,000 (全席指定・消費税込) ※※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
公式ホームページ
〈石丸幹二プロフィル〉
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。1990年、劇団四季に入団、看板俳優として活躍。2007年に退団後は、舞台に限らず映像や音楽の分野にも活動の幅を広げ、2010年にはソロアルバムを発売。コンサートなも本格的にスタートさせる。2017年に2年ぶりとなるニューアルバム「My Favorite Songs」を発売。3月には、ミュージカル『ジキル&ハイド』に主演する。

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筆者

米満ゆうこ

米満ゆうこ(よねみつ・ゆうこ) フリーライター

「三度の飯よりアートが好き」で、国内外の舞台を中心に、アートをテーマに取材・執筆。ブロードウェイの観劇歴は20年以上にわたり、ブロードウェイの劇作家トニー・クシュナーや、演出家マイケル・メイヤー、スーザン・ストローマンらを追っかけて、現地で取材をしている。

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