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『宝塚BOYS』良知真次×藤岡正明/下

宝塚歌劇団に特設された男子部の実話を元に描く青春ストーリー、5度目の上演決定

大原薫 演劇ライター


『宝塚BOYS』良知真次×藤岡正明/上

宝塚に命を懸けた男子部

拡大良知真次(左)と藤岡正明=冨田実布撮影

――第二次世界大戦を経験したからこそ、平和の大切さを痛感し、美しい宝塚レビューに憧れて舞台に立ちたいと願う男子部員たち。この時代背景も重要ですよね。

藤岡:そうだと思います。今の時代に宝塚男子部を作ったとしたら、違うよね。

良知:全然違うと思う。

――実際に宝塚男子部にいた方たちが『宝塚BOYS』を観劇にいらっしゃったとお聞きします。見にいらっしゃったとき、どんなお話をされましたか。

藤岡:「本当によかった、素晴らしかった」と言ってくださいましたね。印象に残っているのが、皆さんがいまもシャキッと立たれていたこと。カッコイイなと思いましたね。男子部が解散になった後、芸能の世界から退かれて違うお仕事につかれた方もいらっしゃったんですけど、今もまだまだ輝いてらっしゃるというか。劇中に(男子部を担当する責任者役である)池田の「俺もまだまだ夢の途中だよ」という台詞があるんだよね。覚えてる?

良知:うん。

拡大良知真次(左)と藤岡正明=冨田実布撮影

藤岡:男子部の方にお会いして「ああ、やっぱり夢の途中なんだな」と感じて。僕自身も夢を歩んでいるけれど、いくつになっても夢の途中でいたいなと思いましたね。

良知:話していて思ったことは、男子部の方たちは宝塚に命を懸けていたんですよね。

藤岡:そうだね!

良知:命を懸けるというのは、現代の人たちにはなかなかないと思うんですよ。そこが違うんだなと思いましたね。命を懸けて取り組んで、実際に宝塚の舞台に立つことは叶わなかったけれど、『宝塚BOYS』のレビューのシーンを見て「夢が初めて叶った」「幸せで、嬉しかった」とおっしゃったんです。男子部にいらした皆さんの命懸けの思いを劇場という空間で伝えなければ僕らが最後にレビューをやる意味がないし、僕らも命を懸けて演じないといけないんだなと思いましたね。

◆公演情報◆
『宝塚BOYS』
原案:辻 則彦「男たちの宝塚」(神戸新聞総合出版センター刊)
2018年8月4日(土)~8月19日(日) 東京・東京芸術劇場 プレイハウス
2018年8月22日(水) 名古屋・日本特殊陶業市民会館
2018年8月25日(土)~8月26日(日)  久留米・久留米シティプラザ
2018年8月31日(金)~9月2日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
オフィシャルサイト
[スタッフ]
脚本:中島 淳彦
演出:鈴木 裕美
[出演]
☆team SEA:良知 真次、藤岡 正明、上山 竜治、木内 健人、百名 ヒロキ、石井 一彰、東山 義久/愛華 みれ、山西 惇
☆team Sky:永田 崇人、溝口 琢矢、塩田 康平、富田 健太郎、山口 大地、川原 一馬、中塚 皓平/愛華 みれ、山西 惇
〈良知真次プロフィル〉
15歳でデビューし芸能活動を開始。舞台だけでなく、映像やアーティスト活動など幅広く活躍している。2013年エレクトロポップ&ダンスユニット「AUTRIBE」としてメジャーデビュー。最近の主な出演作は、『Code:Realize』、『陰陽師』~平安絵巻~、『幕末Rock』、『NARUTO-ナルト-』〜暁の調べ〜 など。
良知真次オフィシャルホームページ
〈藤岡正明プロフィル〉
2001年に音楽デビュー。2005年『レ・ミゼラブル』マリウス役でミュージカルデビュー。最近の主な出演作は、『不徳の伴侶 infelicity』『欲望という名の電車』ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』『ミス・サイゴン』『ジャージー・ボーイズ』など。ライブを開催したり、演劇ユニットを旗揚げするなど、脚本、演出、音楽など活躍の場を広げている。
藤岡正明オフィシャルウェブサイト

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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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