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スキャンダル報道の影響なく不動の名門私立小人気

子供のいじめを避けるため、公立を避ける?

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 去年、ママ友コミュニティの話題で最も注目されたのは、女優江角マキ子が名門Z学院で巻き起こしたママ友戦争だろう。江角マキ子がブログに「ママ友からいじめがあった」という主旨の書き込み、炎上し、ママ友が女性週刊誌で反論をし、騒動は大きく広がっていった。この騒動の報道の影響を受け、中学受験ではZ学院は志願者を大量に減らした。ところが小学校の受験の志願者は減らず、そうそうたるセレブリティたちの子供たちがこの春の入学式には姿を見せた。

名古屋市内にある大学付属小学校の入試風景=2008年1月拡大名古屋市内にある大学付属小学校の入試風景=2008年1月
 今回は小学校受験事情について取り上げてみたい。前半ではなぜ名門Z学院は芸能人に選ばれるのか、また、後半では『花子とアン』で中学受験の志願者が急増した東洋英和が小学校受験では志願者が増えなかったことを通して、小学校受験の特性について言及したい。

 今年4月、芸能ニュースでは、名門私立Z学院の小学校入学式がしばしば取り上げられた。女優の篠原涼子と俳優の市村正親夫妻、巨人軍の阿部慎之助選手、俳優の高橋克典、そして ・・・続きを読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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