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なぜ、山田涼介は尊敬されるアイドルなのか

一生懸命さが認められ、努力すれば認められることをジャニーズで示す存在

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 今年の24時間テレビ『愛は地球を救う』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーはジャニーズ事務所のV6とHey! Say! JUMPがつとめ、同番組のスペシャルドラマはHey! Say! JUMPの山田涼介(21)が主演だ。山田は今年公開してヒットした『暗殺教室』(少年ジャンプの人気漫画の実写化)では映画初主演を果たし、秋には伊坂幸太郎原作の映画『グラスホッパー』にも準主役として出演している。20代前半の俳優としてはトップクラスの売れっ子ぶりだ。また、10代女子からは圧倒的な人気を得ているアイドルでもある。

 ある有名な男性作家がかつて”身長が高くなくて、顔立ちも女に近い男が、女が理想とするものだ”と書いていたが、山田はそれを具現化した美貌だ。小柄で色白。鼻筋が通っているが、丸顔のせいか優しい印象を与える。だが、容貌だけではスターにはなれない。

 なぜ、彼はスターになれたのだろうか。

最後列からセンターに出てきた青年

 「山田涼介は、事務所やメディアが作り上げたスターではない。最初は後ろの方で踊っていました。ジャニーズのファンはコンサートで、そういう後方にいるジャニーズJr.をチェックします。当時、”あの後ろの方で一生懸命踊っている子は誰?”とファンの間で話題にあがっていた小さな男の子がいて、それが山田くんでした。天使のような笑顔を絶やさず、ファンを魅了していました」(ジャニーズ担当記者)

 2000年代半ばの頃だ。すでにネットは普及していたので、見知らぬファン同士も情報交換ができた。山田の名前と存在はファンの間で広まり、 ・・・続きを読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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