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羽生結弦に期待するのは4回転4本ではない(下)

「見せるスケート」と「スポーツとしてのスケート」、両方で頂点を

青嶋ひろの フリーライター

 スケートカナダでの羽生結弦の「ホープ&レガシー」は、さすがにトロントで鍛えられたスケーティングの美しさは損なわれず、「ジャンプだけのプログラム」ではなかった。

 しかし現在は、スケーティングだけが達者でも足りない。ジェイソン・ブラウン(アメリカ)が要素と要素のつなぎの濃さで高く評価されるように、宇野昌磨が2本のトリプルアクセルの両方をステップから跳んで出来栄え点を上げているように、プログラムの細部までフィギュアスケートの粋で埋め尽くすような演技が、特にトップ選手には期待されている。

エキシビションで拡大2016年11月、NHK杯のエキシビションで

 羽生結弦とて、ジャンプだけで世界の頂点に立ったわけではない。深いエッジで踏むステップなど、見せられるものは4回転以外にたくさんある。それなのに、 ・・・続きを読む
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筆者

青嶋ひろの

青嶋ひろの(あおしま・ひろの) フリーライター

静岡県浜松市生まれ。2002年よりフィギュアスケートを取材。日本のトップ選手へのインタビュー集『フィギュアスケート日本女子 ファンブック』『フィギュアスケート日本男子 ファンブック Cutting Edge』を毎年刊行。著書に、『最強男子。 高橋大輔・織田信成・小塚崇彦 バンクーバー五輪フィギュアスケート男子日本代表リポート』(朝日新聞出版)、『浅田真央物語』『羽生結弦物語』(ともに角川つばさ文庫)、『フィギュアスケート男子3 最強日本、若き獅子たちの台頭 宇野昌磨・山本草太・田中刑事・日野龍樹・本田太一」(カドカワ・ミニッツブック、電子書店で配信)など。最新刊は、『百獣繚乱―フィギュアスケート日本男子―ソチからピョンチャンへ』(2015年12月16日発売、KADOKAWA)。

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