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アダム・リッポンらアメリカ選手が語る来シーズン

「ノーミスならトップ6以内には入る。でも一つジャンプを失敗すれば…」

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

 5月2日、ニューヨークでハーレムの子供たちの教育をサポートする慈善団体「フィギュアスケーティング・イン・ハーレム」の基金を募るチャリティパーティーが開催され、大勢のスケーターが参加した。

左から、アシュリー・アグナー、アダム・リッポン、メリル・デイビス拡大左から、アシュリー・ワグナー、アダム・リッポン、メリル・デイビス=撮影・筆者
 このイベントはかつてセントラルパークのウォールマンリンクで開催されていたもので、今年で20周年を迎える。

 毎回世界選手権後に行われてきたこのイベントでは、主にスターズオンアイスUSツアーに出演するスケーターたちがツアー開始前に立ち寄って、チャリティ活動に貢献するのが毎年の恒例だ。

 今シーズンは2日後の5月4日にペンシルバニア州のハーシー公演に出場するメンバーが、事前にニューヨークで顔を揃えた。

シーズン後半、怪我で欠場したアダム・リッポン

 パーティーに出席したスケーターの1人、2016年全米チャンピオンのアダム・リッポンは1月に左足を捻挫して骨折し、シーズン半ばで活動中断を余儀なくされた。具体的に負傷がどのようにして起きたのか、本人から詳しく事情を聞いた。

 「練習が終わってラファエル(・アルトゥニアンコーチ)と向かい合い、柵を握ったままポンポンとその場で軽く跳んだら、足に力が入らずに、ぐにゃりと変な着地をして転倒したんです。ラファエルが『早く起き上がって着替えてきなさい』と言ったけれど、『起き上がれないみたいです』と答えました」

 通常では考えられない状況での負傷だが、医師からは、おそらく練習が終わった時点で、すでに疲労骨折が起きていたのだろうと説明された。

 「唯一の回復方法は ・・・続きを読む
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筆者

田村明子

田村明子(たむら・あきこ) ノンフィクションライター、翻訳家

盛岡市生まれ。中学卒業後、単身でアメリカ留学。ニューヨークの美大を卒業後、出版社勤務などを経て、ニューヨークを拠点に執筆活動を始める。1993年からフィギュアスケートを取材し、98年の長野冬季五輪では運営委員を務める。著書に、『パーフェクトプログラム――日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』、『銀盤の軌跡――フィギュアスケート日本 ソチ五輪への道』(ともに新潮社)などスケート関係のほか、『聞き上手の英会話――英語がニガテでもうまくいく!』(KADOKAWA)、『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)など英会話の著書、訳書多数。

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