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進化するホストクラブと新たな問題点(下)

「分をわきまえて遊ばせること」をホストクラブ側は意識すべき

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 3回にわたって、ホストクラブの変化について書いている。結局、他のビジネスと同じだ。殿様商法では成り立たないから、様々な工夫や努力によりサービス向上し、顧客を掴んでいる。

多角経営化するホストクラブ

  歌舞伎町の大手ホストクラブグループを取材したが、多角経営をしていた。ホストクラブ経営会社が美容院やダイニングバーも経営している。ホストたちは勤務先が経営する美容院に行き、1回500円という割引価格でヘアセットをする。それからダイニングバーで客と待ち合わせをして、食事をし、同伴出勤をする。アフターもその店に行く。

京都・祇園の花見小路通で客引きをするホストたち=2009年、京都市東山区拡大京都・祇園の花見小路通で客引きをするホストたち=2009年、京都市東山区
  財布の中身が寂しい新人ホストも、ちゃんとプロにヘアセットしてもらえるのだ。

  また、このグループは従業員教育が厳しく、ホストたちはそのへんの有名企業のサラリーマンよりずっと礼儀正しい。

  このグループにいた元ホストがいう。 ・・・続きを読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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