優勝ねらうドジャースが白羽の矢、青木は驚きの移籍
2017年08月03日
「心の準備はできていました」というのが発表後の第一声だ。気温が上昇するにつれ、メディアを賑わす噂のボルテージは上がり、やがて確信を持った観測に代わっていった。通常、この時期のトレードはポストシーズン出場が有望視されるチームと、白旗を上げたチームとの間で行われる。高みを目指すチームが若手有望株を放出する代わりに、弱点が補強できる主力級を獲得するというのが基本パターンだ。
ダルビッシュの去就が連日メディアを賑わせたのは、レンジャーズがズルズルと後退し、このパターンにはまったからだ。しかも今年で6年目を迎えたダルビッシュは、オフにはFA(フリーエージェント)の権利を得る。レンジャーズはシーズン前に契約延長の意思を示していたが、本格的な交渉には至らなかったという経緯もある。
レンジャーズが仮にトレードに出さず、そのままダルビッシュをFAとして失った場合はドラフト指名権などで補てんされるが、欲しい球団を競わせて将来性豊かな若手選手を獲得した方が得策だ。実際、レンジャーズは獲得に興味を示したヤンキースなど数球団とも交渉を行い、ドジャースから期待値の高い3人のマイナー選手を獲得することに成功した。
一方、ドジャースはトレード時点で30球団トップの74勝31敗をマーク。地区では2位に14ゲーム差をつけて独走中だが、メジャー最強左腕といわれるクレイトン・カーショウが腰を痛め、
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