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不祥事タレントは果たして復活できるのか?(上)

『ドキュメンタル』がどんどん進化するのはなぜか シーズン3はさらに面白い

杉浦由美子 ノンフィクションライター

極楽とんぼの山本圭壱=2017年4月3日拡大極楽とんぼの山本圭壱=2017年4月3日
 不倫や淫行といった不祥事で国会議員もタレントも表舞台から姿を消す時代だ。今回、不祥事タレントは果たして表舞台に復帰できるのか、という問題について考えてみたい。

  その題材として、動画配信サービス、amazonプレミアムのオリジナル番組で大変な人気を誇る松本人志プロデュース『ドキュメンタル』のシーズン3に、2006年に淫行事件で芸能界を逐われた極楽とんぼの山本圭壱が出演していることを取り上げたい。1回目は『ドキュメンタル』が回を重ねるにつれ、メジャー感を強め、面白くなっている理由に言及したい。なお、この記事は“ネタバレあり”とすることを先にお伝えしておく。

視聴者の反応を読む能力に長けている

  『ドキュメンタル』は芸人10人を密室に閉じ込めて、最後まで笑わなかった者が優勝するというルールの番組だ。参加料としてひとり100万円を納め、優勝者は1000万円を受け取ることができる。負けたら参加費の100万円を失うことになる。

  シーズン3を迎えたこの番組だが、個人的にはシーズン1が一番好きであった。盛り上がりに欠ける内容だったが、実験的でドキュメンタリー性が高かった。しかし、見やすさや面白さの点では、シーズン3が断トツに優れている。シーズンを重ねるごとに、どんどん進化している。

  素晴らしいのは、製作者たちの「視聴者の反応」を読む能力だ。 ・・・続きを読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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