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なぜ小泉進次郎はここまで人気があるのか(下)

投票率の低さの原因は政治への無関心というは本当か?

杉浦由美子 ノンフィクションライター

政治に興味がある人ほど投票に行けなくなることも

  10月の衆議院選挙の投票率が低かったことに対して、メディアの中で政治家や識者たちが「政治への無関心が原因だ」と語り合っているのを見て首をかしげた。まず、投開票があった10月22日は大雨だった。あれだけの本格的な雨だと物理的に投票所に行けない人もいただろう。

  また、政治への無関心から投票に行かないという意見もどうなのだろうか。新聞や週刊誌、ラジオ、ネットニュースサイトの報道をチェックし、政策に関する情報を集めていたら、「票を入れたい政党も立候補者もいない。だから投票に行く気になれない」と思ってしまうことも多いだろう。少し前まで、「戦争法案反対!」といっていた政治家が、急に「改憲は必要」といい出すのだから。

  結果的に無党派層で投票に行くのは、イメージで票をいれる人たちとなる。そして、その票が選挙の勝敗を決めていく。

  政治家もメディアも、有権者の投票行動への想像力が欠けているのではないか。一方、信子はその想像力が高かったように思える。

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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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