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小室圭さんは留学で特別待遇されるのは当然だ

一般人ならばここまで過剰には報道されない、優遇されるだけの犠牲を払っているのでは

杉浦由美子 ノンフィクションライター

自宅マンションを出る小室圭さん=2018年2月7日、横浜市港北区拡大自宅マンションを出る小室圭さん=2018年2月7日、横浜市港北区
 秋篠宮眞子さま(26)と婚約が内定している小室圭さん(26)がアメリカのロースクールへ3年間留学することとなった。この情報は最初に入学先のニューヨーク・フォーダム大学の公式サイトで発表された。「日本のプリンセスマコのフィアンセであるコムロケイが我が校のロースクールに入学」と書かれ、学費(3年間で総額約2000万円)も全額免除の奨学金を給付するとのことだ。

 アメリカには王室や皇室がないので、アメリカ人はロイヤルファミリーへの憧れが特別に強い。1985年に英国チャールズ皇太子とダイアナ妃がアメリカを訪れた際の晩餐会で、レーガン大統領は緊張しすぎて、スピーチがしどろもどろになってしまった様子がテレビニュースで流された。フォーダム大学からすると、日本のプリンセスの婚約者が入学するのは名誉極まりないことなのだろう。

 小室さんの留学中の生活費は勤務先の法律事務所が出すという。法律事務所が弁護士ならいざ知らず、パラリーガルの留学費用を出すのは異例だ。あくまでも一記者としての個人の推測だが、勤務先としては、これ以上、報道陣が事務所の周辺を占拠するのを避けるために、小室さんを遠くに行かせたいという狙いがあるようにみえる。組織が渦中に巻き込まれた人間を遠ざけるために、留学費用を出すことはしばしばある。

 この留学に関して、「小室さんは眞子さまの婚約内定者であり、現在はあくまでも一般人。その彼がなぜここまで特別待遇されるのか」という声もある。しかし、一記者としての意見を言わせていただくと、小室さんは特別扱いされて当然と思えてならない。

 まず、メディアは小室さんを一般人として扱っていない。報道の際に最も重視されるのは一般人への配慮だ。昨今は特に厳しくなっていて、事件記事に関する記事を書くときなどはかなり気を使う。ところが小室さんやその母親に関してはメディアの報道は容赦がなく、識者たちも小室さん親子の人格批判をする文章を書いている。

 このような状況で、小室さんはとうてい日本にいられる状態ではない。留学が急に決まったのは、日本から出るしかないからだろう。しかし、留学するための資金が小室さんにないなら、奨学金や他者の支援に頼るしかない。

宮内庁が徹底した身辺調査をしただろうという幻想 ・・・続きを読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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