小北清人
2011年07月28日
筆者は7月11日のWEBRONZAに「真夏の怪談――菅直人は「日朝首脳会談」の返事を待っている?」と題し、菅総理のラインが政権延命のため北朝鮮当局に対し日朝首脳会談を持ち掛けているとの話が流れていると紹介したことがある。中井氏の一件は、日朝交渉が水面下で続けられていたのを裏書きするものだ。否定は当然。バレたら否定するのが前提だからこそ極秘交渉なのである。とりわけこの件は閣僚の大半は知らず、菅総理と閣外の中井氏(現民主党拉致対策本部長)、中野拉致問題担当相だけが知っていた可能性がある。
その中野氏は、政府拉致問題対策本部の職員が中井氏に同行していたと報じられたことに、「職員を海外に出張させたことはない」と否定した。
が、筆者が聞く話は違う。
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