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[30]『ニッポン国VS泉南石綿村』は傑作だ

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

原一男さん=原さん提供原一男さん=ご本人提供

4月18日(火) 局で定例会議のあと、米国ビザの申請手続き。これがやたらと大変だった。オンラインでの申請書作りの段階から何度も何度もやり直した。

 夕方、試写でアメリカ映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』をみる。ケン・アフレックの弟のケイシー・アフレック主演の映画。お兄さんよりずっといいや。今年度のアカデミー賞主演男優賞と脚本賞をとった作品だ。あくまでもカッコよくてヒーローあるいはヒロインでなければならない主役像とはかけ離れた人間が中心になっているのがいい、と言っておこう。けれども最近はアメリカ映画以外の方が収穫が多いような気がしている。

4月19日(水) CSのTBSニュースバードで先日取材した三軒茶屋の世田谷パブリックシアター開場20周年にちなんでの企画を放送する。14時30分から打ち合わせ。NディレクターやSキャスターとの波長が合うのでとてもやりやすい。何と言っても、萬斎ボレロのノーカット放映が目玉だ。高画質カメラで撮っておいてもよい至宝級のパフォーマンスだった。例の「キューゲキの人」発言も含む野村萬斎さんとのインタビューも魅力的に仕上がっていた。よかった。

 その後、岩波書店から出る富山のチューリップテレビの本(『富山市議はなぜ14人も辞めたのか――政務活動費の闇を追う』)の解説最終校正。毎日新聞のコラム。過熱化する北朝鮮危機報道について。

4月20日(木) 久しぶりにプールで泳ぐ。心身の調子を整えるには何しろ無心に泳ぐ。「共謀罪」新設に関するメディア関係者の反対声明の動き。何人かと話をする。

とんがっている原一男監督。いいぞっ!

4月21日(金) ひどい倦怠感に襲われる。仕事をする気が起きない。午後、お茶の水のアテネ・フランセ文化センターで原一男監督の新作『ニッポン国VS泉南石綿村』という3時間38分のドキュメンタリー映画をみる。2部構成。途中1回休憩が入る。

 原監督は

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