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いずれも筆者撮影 津久井やまゆり園 7月21日撮影拡大津久井やまゆり園=2017年7月21日 撮影・筆者

組織というものの非情さを…

7月18日(火) 局での定例会議後に、雑務整理。先週の放送がなかったので、どことなく緊張感が途切れた感がなきにしもあらず。会議中に日野原重明氏の死去のニュース速報が入ってきた。105歳。

 13時30分から中東取材の打ち合わせ。まだまだ不確定要素があって、どうなるかわからない。だが、とにかく内向きにならないように、外へ、外へ。その後さらに、局外の編集者Kさんと取材を含めて懇談。かなり疲弊している印象をもった。組織というものの非情さを考え続ける。保身のためにあったことをなかったことにする人間たちがいる。保身のために事実をねつ造する人間たちがいる。

 右腕の痛み、さらにひどくなってきた。夜、思い立ってN君と八丁堀へ。「渋さ知らズ女子部会」と銘打ったライブがあるのだ。チャージは無料! あとは投げ銭とおひねり。ほとんどオールスタンディングに近い。なかなかいい雰囲気の空間だ。不破大輔さん以外は、演者は全員女子! 本当に音楽を、ダンスを楽しんでいる集団だ。個々のミュージシャンやダンサーの個性が強烈で、本当にいいや。その間だけ右腕のことを忘れた。

7月19日(水) 梅雨明けだという。今日はそんなに暑くない(気がする)。右腕がずきずきと痛いので近所の大学病院の整形外科に診察してもらえないかと電話を入れたら「紹介状がないとダメです」とあっさり断られた。まいった。どうしたらいいのか。ハリか。この痛みがとれるのなら、何でもするという気分。雑務で時間がなくなる。

 夜、信濃町。道新と沖縄タイムスのゲラ届く。それぞれ小さな修正箇所1カ所ずつ。

7月20日(木) 右腕激痛、ちょっとつらいので、近所の整形外科に。これが何とも見通しが甘かった。午前9時20分に待合室に入ると、もうそこには外来患者さんたちが溢れかえっていた。30人以上はいるな。レントゲンを撮ったが骨には異常がない。結局、痛み止めと「理学療法」とかで電流を通すリハビリを10分ほどやっておしまい。電流を流すってあんまり経験がないんですけど。

 夕方、虎ノ門のホテルで外国人ジャーナリストとの懇談。銀座の森山大道の近作展示。濃い。森山大道は森山大道である。RKB毎日放送の高藤記者の北九州豪雨の流木被害についてのリポートをCSでたまたま目にする。これがとても面白くて、目から鱗。植林した杉の木のひ弱さの理由が、垂直方向に伸びずに水平方向に伸びた根っこにあることが一目瞭然。あれは人災だと言い切る森の老人の言葉に説得力があった。

津久井やまゆり園の実在感

津久井やまゆり園=2017年7月21日 いずれも筆者撮影 拡大津久井やまゆり園=2017年7月21日 撮影・筆者
津久井やまゆり園=2017年7月21日 拡大津久井やまゆり園=2017年7月21日 撮影・筆者

7月21日(金) 朝早起きしてクリニックへ。電流。本当に効くのだろうか。

 稲田朋美防衛大臣の閣議後記者会見。 ・・・続きを読む
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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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