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東京高円寺阿波おどり=杉並区 2016拡大阿波踊りは文化遺産だ=2016年8月、東京・高円寺 撮影・朝日新聞社
8月22日(火) 何だかいろいろなことが煮詰まってきたような気がする。局で定例会議。学級会みたいだ。Jアラート訓練のあり方について自分の意見を言う。反応に失望するのみ。正午からMさん、Tさんを含めて打ち合わせ。結構な人数が打ち合わせに参列して口をはさむ。不思議な光景だ。取材者や制作者をもっと信用してはどうかと言いたくなる。

 アラブ系列のヒップホップをYoutubeでさがすが、Shadia Mansourというシンガーが突出してアグレッシブだ。とても魅力的だ。久しぶりの一水会。それぞれが自分の場所で悩んでいる。だが、時代は徐々に寛容さを失いつつある。息苦しい。Yさん曰く、もうみんな、森友も加計も日報問題も終わったことだと思っていますよ。安倍政権も2021年までずっと続く。だって僕らの日々のことに関係ないじゃん。三浦瑠璃や古市憲寿という学者タレントがなぜ重宝がられているのか、などグダグダと話をする。一番問題なのは、こういうのを好んで使うプロデューサーやディレクターがテレビ局にたくさんいるということ。彼らの似姿が三浦某や古市某なのだろうか。

時代閉塞の現状

8月23日(水) 暑さで目が覚める。このところ、右腕が快方に向かいつつあるように思う。それで久しぶりにプールに出かけて泳ぐ。恐る恐る力を抜いていつもの半分程度、泳ぐ。長年にわたって通ってきたこのスポーツクラブも近々経営主体が変わるという。そのあいだのつなぎをどうするかが問題だ。2か月のブランクは痛い。

 イラク取材の編集がどうなっているか。心配なのでブースを覗いてみた。結果的によいものが出ればいい。

 夜、新宿G街。かねての予定通り、6人で会食。とても話が弾んだが、気がつけば日付がとっくに変わっていた。G街の風景もどんどん変わっていく。こわいもの見たさの外国人観光客なんかが押しかけている。かつて行きつけだった店も店名が変わっていた。時代は変わる。

8月24日(木) 右腕に痛み。まいったなあ。ちょっと泳いだらこれか。午後、日本マスコミ学会の理事会。正直、この世界に特有のある種の「些末主義」の一端をみたような気がして、つくづく自分には向いていないと思う。例えば、肩書とか所属とかタイトルにこだわるとか。2020年問題がここでもあるようで、こちらの方は大いに関心がある。

 局にもどって16時からイラク・モスル特集のプレビュー。なかなか思うようにはいかないものだと思う。Mさんは大変だと思う。船頭多くして船山に登る。右腕が痛くなって早めに帰宅する。

 夜、カナダ在住のNさんと電話で話をする。いろいろな場所で煮詰まっているのだなあ、と。言葉を換えて言えば、時代閉塞の現状。

「都民ファーストの会」の弱点

8月25日(金) 朝、おそるおそるプールで泳ぐが、右腕にやはり痛みを覚えて5分でストップ。今日も暑い。けれどもイラクのことを思えば涼しいもんだ。局でMさんと話すが、これ以上、編集に修正を加えることは難しい、との判断。沖縄をめぐる原稿を書き始めるが難航。

 夜、21時前にU氏より「神保町にいる、渡したいものがある」とのことで出頭。 ・・・続きを読む
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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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