2017年10月31日
そのまま渋谷にとどまる。夜、S氏からの貴重な情報提供。でも今の自分に何ができるというのだろうか。官邸主導のプロジェクトの「濡れ手に粟」の危うさをまた一つ知る。
10月18日(水) 朝6時40分発の便でふたたび沖縄へ。Kディレクターと沖縄の選挙区取材。公示からわずか2日後、県北部東村高江の牧草地に米軍ヘリCH53Eが墜ち大破・炎上した。これが果たして選挙戦にどのような影響を与えているのか、あるいはいないのかに着目する。
午前9時半すぎ、那覇空港で、Kカメラマン、Uドライバーらと合流。何と今日から米軍は事故機と同型のCH53Eの飛行を再開するという。有無を言わさぬ軍の対応。沖縄県の地元や防衛大臣が何を言おうと、米軍はそんなことは関係ないのだ。配慮の外のことがらなのだろう。これを植民地的状況と言わずして何と言えばいいのか。それに無感覚になっている大半のメディアと僕ら日本国民。
とりあえずRBC(琉球放送)に挨拶に顔を出すと、まもなく県庁前で赤嶺政賢候補(共産)の演説会(共産党の志位委員長や翁長県知事も来るとか)が開催され、ほぼ同時刻にそれと至近距離の久茂地交差点で、国場幸之助候補(自民)の演説会が開かれる予定で、こちらの方にはあの小泉進次郎議員が応援に駆け付けると知らされた。取材にはちょうどいいタイミングだ。
赤嶺陣営の取材の後に翁長知事にぶら下がって話を聞いた。知事はかなり怒っていた。ヘリの飛行再開に。また総選挙のことを「国難回避選挙」という首相にも。沖縄が置かれている今の状況こそが国難ではないのか、と。今回の総選挙、「オール沖縄」の勢いがピークにあった前回の総選挙の野党系4勝0敗のようにはいかないだろうというのが地元メディアの大方の見立てだ。僕もそう思う。特に1区と4区。
小泉進次郎議員のまわりにはすごい人だかりができていた。まさに選挙アイドルだ。パンダとかAKB48とかと同質の興奮。でも本人は
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