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『ヴァギナ・モノローグス』は、アメリカのイヴ・エンスラーによって構成された一連の脚本、およびそれに基づく芝居の表題である。「ヴァギナ」は「女性器」、「モノローグス」は「独白」の複数形であり、様々な女性たちが自らの女性器について語った内容が集められて構成されている。拡大『ヴァギナ・モノローグ』は、アメリカのイヴ・エンスラー原作。女性たちによる女性器についての独白で構成される

2月13日(火) 大津駅を早朝6時45分発のJR線で京都に行き新幹線に乗り換えて帰京する。早朝のJR線で大津から京都に通勤している人たちが大勢いることを知った。大津の講演に呼んでくださった方々のご好意に感謝するしかない。午前9時半に東京駅着。

 午前10時から「報道特集」の定例会議。今週は平昌五輪と南北朝鮮関係。日下部キャスターがすでに現地入りしている。開会式のテレビ生中継の視聴率がとても高かったようだ。ビデオリサーチの関東地区の数字では28.5%とか。そのあおりか、テレ朝の「報道ステーション」が4.4%というかつてない低い数字になったそうだ。まあ、数字の話に振り回されるのは、よくない。

 あしたの『DAYS JAPAN』写真コンテストの準備で、送られてきた写真を精査する。イラクのモスル関連とロヒンギャの難民化に関する写真が突出して迫ってきた。

 夕方6時から衆議院第二議員会館で、沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園の園長と保護者らが上京して報告集会。そこに顔を出した。とても大勢の参加者がいた。緑ヶ丘保育園には、去年の12月、米軍ヘリのものと思われる部品が屋根に落ちてきたのだが、米軍側が否定。園には「自作自演だろう」との心ない中傷の電話・メールが相次いだという。保護者からの「どこにすがって、どこに助けを求めたら子どもたちに安全が戻るのか」という涙ながらの訴えは心に響いた。午後8時すぎに新宿でHと。

ロヒンギャの悲劇と、自分たちの責任

2月14日(水) 午後1時から『DAYS JAPAN』写真大賞の審査会。今年で僕は3回目の参加だが、この審査会はとても疲れるのだ。実際、報道写真がどんどんこちらに迫ってくるのだ。きのう事前に一人でみていて心に残ったものがやはり他の審査員とも重なっていて、少しばかりほっとする。イラクのモスル「解放」の写真はどれも力があり、さらにミャンマーの少数民族ロヒンギャの難民としての国境越えの写真もすさまじい。だが国境を越えたバングラデシュでの撮影がほとんどで、いかにミャンマー国内の情報統制が激しく実施されているかを暗示していた。つまり、ミャンマーではこの問題の撮影自体が命と引き換えになっているのだ。考えてみると、これほどのロヒンギャの悲劇が起きていたのに、日本のテレビは報じることが少なかったのではないかと思った。自分たちの責任である。審査終了後、同じ審査員のOさんと神保町Yに。

2月15日(木) アルコールを抜くためにスポーツセンターへ。とても泳げるような状態ではない。へろへろ。二日酔いの頭で、辺見庸の文章を2つ読む。石牟礼道子さんへの追悼文と、挑発的なエッセー『新・反時代のパンセ 拙下つつしんでお訊きする』。 ・・・続きを読む
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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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