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朝日新聞アメフトOBが語るタックル問題

危険なプレーに感じたことは?日大選手を追い込んだものは?今後なにを変えるべきか?

篠原大輔 後藤太輔 榊原一生

 アメリカンフットボールが世間を騒がせている。発端は5月6日の日本大学―関西学院大学の第51回定期戦。日大の守備ライン(DL)の選手が、ひどい反則で関学大のクオーターバック(QB)を負傷退場に追い込んだ。そのシーンの動画がSNSなどで拡散され、日大側の対応のつたなさも相まって社会問題化した。

 日本では依然、マイナーの域を抜けきれない競技が受けた大打撃。大学時代をアメフトにかけた、日本一の経験者も含む朝日新聞の社員3人、篠原大輔・バーティカルメディア編集長(京都大学GANGSTERS OB)、後藤太輔・オピニオン編集部記者(早稲田大学BIGBEARS OB)、榊原一生・スポーツ部記者(関西学院大学FIGHTERS OB)が、危機感を胸に熱く語り合った。

悪質タックル事件について語る篠原大輔編集長(左)、後藤太輔記者(中央)、榊原一生記者(右)=2018年5月29日悪質タックル事件について語る篠原大輔編集長(左)、後藤太輔記者(中央)、榊原一生記者(右)=2018年5月29日

「ルールを犯しても」までいった日大は特別

篠原 「ルールを犯しても」までいった日大は、やはり特別。ルールは、すごく大きな前提ですから。伸びて欲しい重点強化選手をどうモノにするかは大学によってアプローチが違うところで、日大はこういう追い詰めるやり方をやってきたと思う。まあ、でも、京大も日大に近いものがあった。俺のときも、水野弥一監督が「いい選手をそろえて明るく楽しくなんていうチームは、くそくらえや」と言ってた。追い詰められてやってたよ。4回生は全員、毎日。

篠原大輔編集長篠原大輔編集長

 はっきり言って、楽しくなかった。しんどかった。監督、コーチからの最高の褒め言葉は「わるない(悪くない)」だった。最後の試合で勝った瞬間は、日本一になった喜びより、「明日から練習をやらなくていい」という気持ちだけ。でも、コーチは本当に寝る間も惜しみ、対戦相手のビデオを見ていた。この人たちがここまでかけてくれるのだから期待に応えなくては、ましてや反則なんてできない、そんな気持ちだった。監督も24時間、ずっとフットボールのことを考えている人だった。

榊原 関学では、4回生は全員が監督と1対1で面談し、それを録音する。お前はチームになにが貢献できるんだ、どういう選手になりたいんだ、どういう男になりたいんだ、ってひたすら詰められる。節目節目に録音を聞いて、初心を忘れるなと。くだらんプレーしてたら、「あのとき、ほんまもんの男になるって言うたやないか」と詰められる。監督と選手が、きちんとコミュニケーションとって、お互いの考えを認め合っている。

後藤 そういうのは、指導者が選手に自発性を促してるけど、今回の日大は全然違う。頑張るを引き出すんじゃなく、苦しめていた。監督と話さないって、めちゃくちゃ驚いたんだけど、ありえます?

篠原 モノを申すかどうかは別にして、会話はするよな。

アメフトのいい点はコミュニケーションの多さ

後藤太輔記者後藤太輔記者

後藤 フットボールの一番いいところって、コミュニケーションをすごくいっぱいとること。このプレーでは2秒後にこのぐらい距離進んで、その後、何度の角度で内側に入って来いと。相手の守備がこう動いたら、この角度を変えるとか、1年生と4年生の間でも何度もやって、コミュニケーションして修正する。

篠原 選手とコーチの間では、もっとあるはずや。コミュニケーションとるからこそ、考え方に隔たりが生まれにくいスポーツではあるはずや。

後藤 0.5秒とか、1秒とか、何歩とか、足1個分、2個分とか、そこまで細かくやるべきことが決まっている。監督やコーチに「これは違う」と、いくらでも言っていた。だから、確実に選手個人の判断で反則プレーのあんな動きはできないし、日大の内田正人・前監督が主張した「乖離(かいり)」も起こるはずがないと思う。

理解できるところもある日大の言い分

榊原一生記者榊原一生記者

後藤 あの過度の反則行為は監督とコーチの指示だったと、関東学生アメリカンフットボール連盟が認定した。日大アメフト部の選手たちも「監督やコーチに頼り切り、盲目的に従ってきた」と声明文を出したが。

榊原 僕は関学OBなので、「どうせ関学の肩を持つんやろ」みたいに言われるけど、そんな意識はまったくもたずに、この問題を取材してます。日大の言い分も冷静に見る必要があると思う。日大の言い分で、結構当てはまる点、理解できるところも、多々ある。そういったところも自分自身、考えながら、何が本当に起こっていたのか、考えていきたい。

 初めのころは「関学OBの記者たちによるキャンペーン」と思われるのが嫌で、あえてひいてました。上司にも、その話はしました。でも、いろいろなところで情報を得て、記事にしてます。

反則に追い込む過程の闇を暴かないと

篠原 「反則をしてこい」という直接的な指示はなかったとされています。「1プレー目で潰せ」とか、「向こうのQBが秋に出られなかったらこっちの得だろ」とか、「定期戦がなくなってもいいじゃないか」とかいう言葉で、試合の3日前ぐらいから、どんどん選手を追い詰めていき、トータルでやってしまった。まだ直接的な指示があったほうが単純で、この問題に触れた人が抱く嫌悪感も軽かったと思う。反則をした宮川泰介君を追い込んでいく過程の闇、この闇を暴かないと何もならない。「日大の闇」、ですよね。

後藤 強い力を持つリーダーが、すぐに従う人をいっぱいつくろうとする状況が見えてきた。リーダーが向かいたい方向に行くときには、従う人ばかりだとやりやすいし、効率的。だけど、リーダーが間違えた時に修正する力がなくなる。異論とか異質な意見を言える人がふだんから内部にいないと、本当に強い組織にはなれない。

 リーダーはもっと部下の内発的なものを引き出す状態をつくらなくてはいけない。自分と違う意見を言う人は自分を客観的にみて、成長させてくれる人だという意識を、この機会に伝えたい。そのためにも、なぜ宮川選手がこういうプレーに走ったのか、「なぜ」はまだ、消えない。

日大選手(右端)の反則タックル(動画から)日大選手(右端)の反則タックル(動画から)

えげつないプレーに「ベンチの意図?」

後藤 そもそも、悪質タックルの映像を初めて目にしたとき、どう思った?

榊原 えげつないな、と。そもそもボールを持ってない相手だから「タックル」じゃないですし。悪質であると同時に、日本代表にもなるような選手がこんなプレーをした。なんらかのベンチからの意図があると、瞬間、僕はかんぐった。

後藤 篠原さんは、あの現場にいたんですよね?

篠原 カメラでパスが投げられた先を撮影してたから、あの場面は見えなかった。ただ、3回も同じ選手が反則するって、なんかある。試合後にある日大の選手に聞いたら、「監督がやらせたんです」と。一体なんなんやろとモヤモヤしながら帰って動画を見たら、こんな危ないのは見たことないっていうプレー。自動再生でもう1回流れそうになったけど、怖くて止めたぐらい。見てられへんな。監督がやらせたのなら、ひどいなと感じた。

見たことがない2秒後のタックル

篠原大輔編集長篠原大輔編集長

後藤 あの悪質タックルは関学のQBがボールを手放してから2秒後。0.5秒あれば反則しないように止まれる。どんなアメフトの試合でも、見たことがない。

榊原 やらないですよね。

篠原 やるとしたら、よほどの初心者が初めて試合に出て、だれにタックルしていいかわからない場合ぐらい。反則で罰退(陣地を下げられること)を受けたら、勝つという一番の目的に反する。それが3回続くのは、ありえない。

後藤 アメフトは合理的にできているから、あんな重い反則をすると、試合を捨ててるようなもの。しかも3回。日大は負けてもいいと思っていたとしか、思えない。

篠原 だからこそ宮川選手を下げるべきだった。いったん頭を冷やしてもう1回出すとか。普通のチームならばそうする。

榊原 なぜこんなに騒ぎが大きくなったと思いますか?

後藤 かなり危ないと感じる動画と、指導者がやらせていた疑惑が出て、「それはひどい」と世の中の人に思わせた。さらに、日大の対応も最悪だった。

罪を受け止め、覚悟が伝わってきた会見

篠原 悪質タックルをした選手自身が会見に出てきて、また注目された。

榊原 関学の鳥内秀晃監督が選手によく言っているのは、フットボールは社会の縮図、会社組織のちっちゃい版やと。今回も上の立場の人が下の人に指示をしてという構図じゃないですか。会社の組織でもやっぱりそうで、財務省でも公文書の改ざんがあって。フットボールの世界で起きたことだけど、世間が我がこととしてとらえた部分があるんちゃうかな。選手本人が顔を出して真実を語ったという、その勇気にも多くの人の気持ちが動いた。

篠原 あの記者会見は最初の謝罪からしっかりしていて、具体的でつじつまの合ってる言葉が続けて出てきた。本当に覚悟を決めて、自分の罪を受け止めて、いま自分でできることをやろうとしているのが伝わってきた。

榊原 元プレーヤーとしても記者としても、選手自身が真実を語ることこそが事態の解明につながると思っていた。このまま何も言わずにことが進めば、すべて選手のせいにされると危惧を持っていたので、勇気を出して自分の顔をさらけ出して語ってくれたことは、すごくうれしかった。

自分がやらねばという思いを背負った?

後藤太輔記者後藤太輔記者

後藤 試合には出さないと最大の喜びを奪われ、試合に出る条件として、「1プレー目で潰せ」「やらなきゃ意味ない」と言われた。最後に「リードせずにQBに突っ込みますよ」と選手が確認すると、コーチが「思い切り行け」と言ったという。1試合で1度もQBに触れないことだってあるのに、「1プレー目で」「リードせずに突っ込む」という二つの、通常なら不可能な指令があり、その間にプレッシャーを何度も何度もかけられたことが、選手を狂った行動に向かわせたと思う。

榊原 「リードせんでいい」って「ボールを持っている選手を止めずに、勝手に動いていい」ってことやもんね。

篠原 プレーを止めなくていいってこと。もうアメフトじゃない。

榊原 宮川選手は、昨年12月の学生日本一を決める甲子園ボウルで活躍してたんですよ。3年生になると「チームを担わないと連覇はない」というプレッシャーを、自分自身にかけてたと思う。責任感があったと思う。自分自身の存在感で、チームにもっといい影響を与えなければという意識の中で、監督やコーチの指示をある意味「期待」ととらえ、俺がやらないといけない、そういう風に考え、必要以上に重いものを背負ったのかなと思った。いや、背負わされたんやな。

「潰せ」は「おはよう」みたいなもの

後藤 「潰せ」という言葉は、どう思った?僕が早大の学生の当時は、「ぶっ殺して、川に捨ててこい」って言ってましたが。

篠原 まあ、「潰せ」ぐらいやったら「おはよう」みたいなもんやな。

榊原 もっとひどいこと、いっぱい言ってた。コンタクトスポーツって、やっぱり、試合前にすごく恐怖心がある。センシティブになるし、ほんまに恐い。相手が強ければ強いほど、自分が相手を蹴散らかしにいくという強い気持ちをつくって盛り上げていかないと、自分がやられてしまう。

日常はダメなこともルール内ならOK

榊原一生記者榊原一生記者

後藤 野蛮な言葉を使うな、と言う人もいるけど、そんなこと言ってたら、スイッチが入らない。スポーツは、ふだんの生活とは別空間で、日常やってはいけないこともルール内ならOKという場。ふだんと違う行為、言葉が許されるからこそ、安全のためのルールは絶対守らなければいけないし、逆にスポーツでの行為を日常に持ち込んでは絶対いけない。そのことをもう一回考え直さないと、スポーツ選手は野蛮だと思われる。

榊原 そもそも僕のやってたオフェンスは、反則をしたら得点する可能性がどんどん下がる。ルール違反はだめ、という認識は、体にしみついている。

後藤 QBがパスを投げた直後のタックルなら、反則にならない。ルールを守った範囲内で相手が負傷して出られなくなったらOKみたいなところが、アメフトにはある。

篠原 それはある意味「勲章」でしょ。ディフェンスの究極の目的って、いいタックルをして、その相手がその試合で活躍できないようにすることだと思う。ほんまに。オフェンスの中心であるQBならなおさら。ルールの範囲内で、まっすぐのタックル。それが一番痛いから。でも、あの悪質なタックルするんやったら、普通に街中を歩いてるQBに危害加えるのと一緒やもん。グランドの外でやっても、一緒。だから意味ない。

勝利をめざさないと何も始まらない

篠原大輔編集長篠原大輔編集長

後藤 体育会の勝利至上主義がたびたび批判される。でも、勝たないと意味、ない。

榊原 やってる限りはね。勝たなあかん。

篠原 留年してコーチだったシーズンも含めて5年間、毎年、日本一をめざしてきた。ほんまに勝ちきることだけを目的にしてやらんと得られないもの、その過程でしか経験できないものがあった。社会に出て役立ってるのは、そこで学んだことだけ。勝利至上主義かどうかわからんけど、勝つことをめざさなかったら何も始まらないし、何も得られなかった。

後藤 当時、どんぶり茶わん3杯のごはんを食べるノルマがあって、食べられない1年生に対する圧力みたいになって、辞めた人たちがいた。いま思えば、本当は避けられたのではないかと。つまり、なにがしか役割が与えられれば、試合に出られなくても部に所属する意義、やりがいを感じてくれると思う。

 当時、学生主体のチームで、勝ちに目がくらんでいた。勝つことばかりを追い求めて、プレーで貢献できない選手や、勝つのに非効率な行いは排除していたのかな、と感じる。

篠原 そういう意味でいうと、いまはどのチームもプレーの分析班なんかが充実していて、選手じゃないところで生きる道が、俺らのときよりは広がってるとは思うけどね。

指示に意見を言う選手を排除する空気も

後藤太輔記者後藤太輔記者

後藤 スポーツ記者として取材していて、同じようにほかの競技でも、もう少し楽しみたい、練習の頻度や練習時間を減らしたいと思ってる人たちを排除している気がする。指示に対して意見を言う選手を、やり方が違うと排除する空気が日本全体にある気がする。

榊原 今回の騒動を受けて思ったのは、プレーヤーも見る側も、ルールを意識したなかでプレーをする、見るってことが、改めて認識された。他のスポーツでも、当たり前だけどフェアプレーを意識せざるを得ない前提になっている。

篠原 意識する問題でもない気もする。少なくとも、あの悪質タックルはアメフトじゃない。それはみんなにわかってほしい。むしろ、アメリカから脳振盪(のうしんとう)の問題が伝わってきて、日本の指導者はさまざまな対策を講じてる。そういう時代に、考えられないことが起きた。

内輪の論理になりがちなスポーツ界

榊原 部だけでなく、大学や組織のガバナンスはどうあるべきか。一連の騒動では、これらの点も注目された。

篠原 まあ、それが唯一よかったことか。

後藤 スポーツ界は組織や団体のなかに、外部の人があまりいないのが問題。仲間内の閉鎖された空間になるし、特に学生の選手は若い。間違いを犯しやすいし、内輪の論理になってしまいがち。そういう前提に立ち、外の人の目を入れて、意見が反映されるしくみをつくらないと。

榊原 勝利を求める一方で、部全体、一人ひとりの選手たちが自主性を掲げて鍛錬を積み、そこで高められた人間性が、その部や大学スポーツのブランド力になっていけば、いい方向に進んでいくと思う。ただ、予算や組織上の問題もあって、実現は難しいかもしれないけど。

後藤 問題が起きるたびに「すいませんでした」と謝って「再発防止につとめます」という言葉だけで終わり、勝利がすべてでない、人間性を高めることが大切と言うけれど、結局は勝利以外に替わるものがないから、元に戻ってしまう。

 部活は練習時間を制限するべきです。一定の学力と社会貢献を試合出場の条件にし、優れた活動を表彰してみてもいい。それってアメリカの大学では当たり前。早大運動部も延べ1500人が、視覚障害者ランナーの伴走や、貧困家庭の子ども向けの学習教室支援などを始めている。

篠原 不祥事を起こした運動部の責任のとり方とは?

自分と重なる宮川君。もう一度フィールドに

榊原一生記者榊原一生記者

後藤 辞めさせろとか、廃部にしろとか圧力がかかるけれど、ちょっと違うと思う。問題を起こした選手は批判を受けるし、苦しいと思うけれど、むしろ部に残って自分の間違いを悔い改め、罰を受けてもその後に再チャレンジできる姿を周りの選手に見せることも、大切だと思う。

篠原 大学スポーツは「教育の一環」というだけにな。それに、今回の騒動では、日大のコーチが選手を殴っていたことも明らかになってる。殴られてできたことなんか、意味ないですよ。コーチの能力不足に尽きると思う。もちろん選手は一人ひとり違う。何もかも違う。そこに寄り添い、それぞれに応じたやり方で一人前にするのがコーチの役目でしょう。

 自分たちも殴られてきたから、殴る。そんなアホな負の連鎖は、これで終わりにしませんか。生まれ変わった日大フェニックスがフィールドで躍動する日を楽しみにしてるし、その中には背番号91の宮川選手もいてほしい。

榊原 僕は、宮川君を自分のように思ってしまう。4回生のとき副キャプテンでもあったんですけど、宮川君が言っているように、追いつめられる、追い込まれるのは一緒で、あのプレッシャーはすごいもの。宮川君は優しいからこそ、言われたことを真に受けて、「俺がやらなあかん」と、とりつかれたように思う。

 高校で楽しかったフットボールが、「楽しくなくなった」と言うけど、もう一度気持ちを取り戻して欲しいし、僕たちも、どんなプレーをするのか、楽しみですよ。フィールドに立てば、晴れた気持ちになるんじゃないかな。そういう結論になれば、いいと思います。

篠原大輔(しのはら・だいすけ)バーティカルメディア編集長
京都大学アメリカンフットボール部GANGSTERS
1971年生まれ。92~95年シーズンにキッカー、守備のラインバッカー(LB)、攻撃のオフェンスライン(OL)などでプレー。92年と95年シーズンに学生日本一、95年シーズンは社会人にも勝ち日本一。
97年入社。プロ野球や大相撲、陸上競技などを担当し、今年4月からスポーツを題材にしたデジタルメディアの編集長。悪質タックルが起きた5月6日の試合も取材。反則で退場になった日大選手が、負傷者用のテントで泣いている場面を目撃し、テント入り口からのぞく彼の背中を撮影した。
後藤太輔(ごとう・たいすけ) オピニオン編集部記者
早稲田大学米式蹴球部BIGBEARS
1977年生まれ。97~2000年シーズンに攻撃のランニングバック(RB)でプレー。98年シーズン以降は関東学生1部。
2002年入社。サッカー、パラリンピック、スケート、スポーツの社会貢献など担当。ソチ、平昌両五輪のフィギュアスケートでは、浅田真央選手の完璧なフリーや羽生結弦選手の連覇などを取材した。近著「フィギュアスケートとジェンダー ぼくらに寄り添うスポーツの力」(現代書館)で、社会課題の解決にスポーツを活用した国内外の事例を紹介。
榊原一生(さかきばら・いっせい)スポーツ部記者
関西学院大学アメリカンフットボール部FIGHTERS
1979年生まれ。関学中で競技と出会い、大学では98~2001年シーズンで攻撃のタイトエンド(TE)でプレー。01年シーズン(大学4年時)に甲子園ボウル、ライスボウルを制して学生日本一、日本一になった。
03年入社。スピードスケートも担当し、2月の平昌五輪では小平奈緒選手、高木菜那選手ら三つの金メダル獲得をはじめ、スピードスケート陣の活躍を取材した。現在はアメフトやレスリングなどを担当。

構成・日浦統、諏訪和仁、藤田さつき
撮影・越田省吾、西岡臣