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原発事故対策統合本部でやっていること

高橋真理子

高橋真理子 ジャーナリスト、元朝日新聞科学コーディネーター

馬淵澄夫・首相補佐官が22日、日本記者クラブで記者会見した。現在、政府の福島原子力発電所事故対策統合本部の「中長期対策チーム」のリーダーを務める。3月15日に東電本社内に設置された事故対策統合本部は、これまで何をやってきたのか。

 統合本部発足を菅首相が記者団に発表したのは15日午前5時半前、首相官邸で。緊迫した情勢が続いている最中だった。その足で東京・内幸町の東電本店2階の統合本部を訪れ、「テレビで爆発が放映されているのに、官邸には1時間くらい連絡がなかった。一体どうなっているんだ」などと述べた(怒鳴り散らした、という報道もある)ことは、多くの人の記憶に残っている。

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