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 日本のマスメディアは超光速ニュートリノについて1日遅れで報道した。たとえば、各新聞は朝刊で以下のように伝えた。

『光より速い素粒子発見』 国際実験 相対性理論と矛盾(朝日新聞1面肩)

光より速い素粒子観測 ニュートリノ相対性理論と矛盾(読売新聞1面トップ)

『光より速く移動』ニュートリノ 特殊相対性理論覆す発見か(毎日新聞2面)

 『』をわざわざつけているのは「真偽はいざしらず、当事者の主張を伝えた」というニュアンスだろう。本記を受ける解説記事を見ると、「超光速本当か『1実験だけでは』専門家慎重」(朝日)、「衝撃データ『信じられない』 『SFの世界』現実に?」(読売)=毎日はなし=と、これも扱いとニュアンスの差が感じられる。元の論文やCERNのプレスリリース、ネイチャー誌やサイエンス誌など専門誌には見られないキーワード「タイムマシン」が入っているのが目を引く。その後の日経の社説などでも「タイムマシン」に言及していた。 ・・・続きを読む
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筆者

内村直之

内村直之(うちむら・なおゆき) 科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授

科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程満期退学。1981年、朝日新聞入社。福井、浦和支局を経て、科学部、西部本社社会部、科学朝日、朝日パソコン、メディカル朝日などで科学記者、編集者として勤務し、2012年4月からフリーランス。興味は、基礎科学全般、特に進化生物学、人類進化、分子生物学、素粒子物理、物性物理、数学などの最先端と科学研究発展の歴史に興味を持つ。著書に『われら以外の人類』(朝日選書)など。【2015年10月WEBRONZA退任】

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