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進化論の着想を生んだ鳥たちがやって来た!

米山正寛 朝日新聞DO科学編集長

 チャールズ・ダーウィンが進化論の着想を得た鳥として知られているダーウィンフィンチ。そのダーウィンフィンチ類15種のうち14種のはく製標本が今、国立科学博物館(東京・上野)のミニ企画展「ダーウィンフィンチ-ガラパゴス諸島で進化を続ける鳥-」で公開されている。国内に標本は数体しかなく、生物の進化に関心を持つ人ならば、ちょっと興味をそそられる展示だろう。

 ガラパゴスゾウガメやガラパゴスペンギン、ウミイグアナとリクイグアナなど、固有の生き物がたくさん生息するガラパゴス諸島。南米沖の太平洋に浮かぶ19の主な島と小さな島や岩礁からなる同諸島は、火山活動に由来し、過去に一度も大陸とつながったことのない海洋島だ。この島々へたまたまたどり着いた生物が、島ごとに異なる環境の中で長い時間を経て、独特の特徴を備えるようになっていった「進化の実験場」として名高い。

 1831年12月に英国から帆船ビーグル号で世界を巡る航海に出たダーウィンは、この島々へ1835年9月にやって来た。5週間のほどの滞在中にさまざまな生き物を観察し、翌年にイギリスへ持ち帰ったたくさんの標本の中には、ダーウィンフィンチ類の標本も多数含まれていた。 ・・・続きを読む
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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) 朝日新聞DO科学編集長

朝日新聞科学医療部記者兼DO科学編集長。朝日新聞の科学記者を経て公益財団法人森林文化協会へ出向し、事務局長補佐兼「グリーン・パワー」編集長を務めた。2018年4月から現職。ナチュラリストを夢見ながら、とくに自然史科学と農林水産技術に関心を寄せて取材活動を続けている。

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