2014年08月09日
人間ドック学会と健保連による大規模調査で生まれた新しい健診基準が医師側の反発で立ち消えになりかけている。
医師は臨床判断で患者の範囲を広く取るのだが、実態として「健康な患者」が大きな負担を負う現実は見直すべきである。社会的にも毎年1兆円も増え続ける国民医療費の急膨張は、国家財政からも放置できない段階に達している。ところが政府は『メタボ健診重視政策は医療費膨張危機からの逃避』で指摘したように、抜本的な対策から逃げている。新健診基準を生かさないのでは、もったいなさも極まる。
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