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北陸新幹線がラムサール登録湿地を脅かす!

開発から守られてきた中池見湿地に迫るトンネル建設計画

米山正寛 朝日新聞DO科学編集長

 日本の鉄道技術の粋を集めて走る新幹線。だが、その新路線が今、国際的に貴重な湿地を守るラムサール条約の登録地内に建設されようとしている。3月14日に長野~金沢間が開通する北陸新幹線の金沢以西への延伸計画で、福井県敦賀市の中池見湿地(2012年にラムサール条約登録)の一画を通る形のルート認可が国土交通省によってなされているのだ。認可ルートは湿地を保つ上で重要な地下水脈に影響を及ぼす恐れが指摘され、地元の自然保護団体をはじめ国際組織からも見直しを求める声が出ている。中池見湿地は、国がラムサール条約での登録を申請し、その貴重さが世界的に認められた場所であり、ここを守ることは日本が世界と交わした約束事だ。それを承知で湿地に悪影響を及ぼす可能性の高い工事が実施されれば、日本は条約上の保護地を守れない国として、湿地保全の在り方が世界から問われかねない事態になる。 ・・・続きを読む
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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) 朝日新聞DO科学編集長

朝日新聞科学医療部記者兼DO科学編集長。朝日新聞の科学記者を経て公益財団法人森林文化協会へ出向し、事務局長補佐兼「グリーン・パワー」編集長を務めた。2018年4月から現職。ナチュラリストを夢見ながら、とくに自然史科学と農林水産技術に関心を寄せて取材活動を続けている。

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