当選者しか乗れない“超豪華夜行列車”だけでいいのか
2017年06月12日
ブルートレインが消えて早2年、JR東日本は2017年5月1日に〈TRAIN SUITE 四季島〉、JR西日本は6月17日に〈TWILIGHT EXPRESS 瑞風〉が相次いでデビュー。2013年にデビューしたJR九州の〈ななつ星 in 九州〉に倣い、周遊ツアー型の“超豪華夜行列車”として注目を集めている。
超豪華夜行列車の定員は、〈TRAIN SUITE 四季島〉34人(2017年5・6月乗車分の平均倍率6.6倍、当選確率15.1%)、〈TWILIGHT EXPRESS 瑞風〉34人(2017年6~9月乗車分の平均倍率5.5倍、当選確率18.2%)、〈ななつ星in 九州〉30人(2017年10月~2018年2月乗車分の平均倍率16倍、当選確率0.79%)で、平均32.7人。募集方法が異なるとはいえ、非常に狭き門に変わりはなく、乗車できること自体が“奇跡”といえよう。
こういう状況とあっては、“超豪華夜行列車”よりも“庶民でも気軽に乗れる夜行列車”の復活、復権を望みたい。
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