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多様な外国人監督で強化を加速する球技の日本代表

東京五輪まであと3年、メダルなしだったリオから巻き返し図りバスケなどで起用

増島みどり スポーツライター

 インド・ベンガルール行われた女子バスケットボールのアジア選手権決勝は、世界ランキング13位「アカツキファイブ」(日本代表の愛称)が1点差の厳しい試合をものにし、74対73で現在のランキングでは4位と格上の強豪、オーストラリアを下し3連覇を果たした。

 昨年のリオデジャネイロ五輪に3大会ぶりの復帰を果たした女子は、日本の持ち味であるスピードを活かしたスタイルで決勝トーナメントに進出、堂々と世界へ名乗りをあげた。しかし1年経った今大会、リオのエースだった渡嘉敷来夢が選出されず、キャプテンの吉田亜沙美もケガのためにベンチと、昨年の先発メンバーと大きく変わった若い布陣で挑んでいる。東京五輪に向かってメダルへの挑戦から、メダル獲得が目標になった。

  NBAでプレーし「JX-ENEOSサンフラワーズ」でヘッドコーチを務め、代表でもコーチを経験し、日本の女子バスケを知り尽くしたトム・ホーバス(49=米国)のこんな大胆なチーム作りが早くも成果を生んでいる。

  試合後、29日が誕生日だった女子バレーボールの五輪メダリストでもある三屋裕子・日本バスケットボール協会会長を全員で胴上げ

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