桜井国俊（さくらい・くにとし）　沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人

1943年生まれ。東京大学卒。工学博士。WHO、JICAなどでながらく途上国の環境問題に取り組む。20年以上にわたって、青年海外協力隊の環境隊員の育成にかかわる。2000年から沖縄暮らし。沖縄大学元学長。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

記事一覧

• 全県的に広がる沖縄のPFAS汚染、世界に後れを取る日本の対策

  市民が自ら実施した血液中のPFAS濃度調査でわかったこと

  2023年01月18日

• 司法が、環境だけでなく社会の共通基盤である日本語の質の劣化を招いている

  救済を求めて司法に訴えることもできない日本は「環境後進国」である

  2022年05月02日

• 国はなぜ、うそをついてまで地盤調査をしないのか

  ボーリングで深場の軟弱地盤が判明すると、辺野古新基地建設は頓挫？

  2022年01月20日

• 米軍PFAS汚水問題への日本政府の対応は、一線を超えた

  汚染者負担原則をないがしろにする国と県に求められる本格的な汚染調査

  2021年12月20日

• 日本は本当に主権国家なのか？

  米軍による一方的なPFOS汚水排出が問う国の存立基盤

  2021年09月09日

• 展望のないまま突っ走って、その先に何があるのか

  辺野古新基地建設を急ぐ国が、沖縄県の条件を無視してサンゴ移植を強行

  2021年08月03日

• 熱海の土石流は人新世の到来を実感させる

  沖縄の「人間の安全保障」のために食と農を守る

  2021年07月12日

• 沖縄県警は、なぜチョウ類研究者宅を家宅捜索したのか

  国策に異を唱え、米軍の廃棄物を告発した宮城秋乃さんを見せしめに

  2021年06月08日

• 「生態系」を評価基準とする登録がなぜできなかったのか？

  世界自然遺産の登録を勧告された沖縄・奄美にまつわる「不都合な真実」

  2021年05月25日

• 国民の黙認が沖縄に基地負担を強いている

  だから合意から四半世紀を経ても普天間返還が実現しない

  2021年04月27日

• 馬毛島アセスで再び露呈する日本の制度欠陥

  防衛省が計画する米軍訓練移転と自衛隊基地設置の問題点とは

  2021年03月19日

• 沖縄は問う、日本の司法は独立しているのかと

  辺野古サンゴ訴訟、常軌を逸した高裁判決

  2021年02月18日

• バイデン新米大統領にそんなに期待していいのか

  沖縄のメディアが懸念する新政権の基地政策

  2021年02月08日

• カーボンニュートラルを沖縄でどう実現するか？

  二酸化炭素の最大の排出源である「運輸部門」の改革が急務

  2020年12月09日

• 沖縄の生物多様性「最大の脅威」は基地建設の土砂搬入だ

  環境のスーパーイヤーとなるはずだった2020年に起きたこと

  2020年11月24日

• 石垣島の陸上自衛隊配備計画が強いる「地方自治の危機」

  住民投票の実施を求める訴えを、那覇地裁が門前払い

  2020年11月15日

• 沖縄の子供や生きものは、空からの爆音や部品におびえながら暮らしている

  オスプレイ配備から８年、事故捜査にはいまも日本の主権は及ばない

  2020年10月27日

• 辺野古・新基地建設の海にジュゴンの鳴音か

  脆くも崩れる国家戦略の地域イメージ　いま求められる環境DNA調査

  2020年10月15日

• 菅新内閣で強まる沖縄への「北風」

  いま求められる「逆格差論」の復興

  2020年10月01日

• 那覇軍港の浦添移転で失われる沖縄の原風景

  米軍のために埋め立てられる辺野古・大浦湾と同じ構図

  2020年09月09日