松浦新
2010年06月24日
あまり注目されなかったが、厚生労働省が5月に公表した厚生年金の財政状況は、年金財政の厳しさを明らかにしている。
まず、年度末積立金は149.9兆円(推計)と、前回の制度見直しをした04年の想定(156.4兆円)を下回った。想定を下回るのは初めてのことで、表面的にはリーマンショックによる運用の悪化(-8.4兆円)で説明がつくが、実際にはもっと構造的な問題がある。
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