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長妻さん、年金財政は大丈夫ですか

松浦新

松浦新 朝日新聞経済部記者

 5月に公表された「厚生年金の財政状況」によると、08年度末の年金積立金は想定を6.5兆円も下回っていた。その後の経済環境の悪化で、集まる保険料は減り、運用環境も厳しい。さらに、年金財政を支えていた「団塊の世代」の多くが、年金をもらう側に回った。参院選挙では、国家財政が大きな論点になっているが、年金財政にも焦点を当てるべきだ。

 あまり注目されなかったが、厚生労働省が5月に公表した厚生年金の財政状況は、年金財政の厳しさを明らかにしている。

 まず、年度末積立金は149.9兆円(推計)と、前回の制度見直しをした04年の想定(156.4兆円)を下回った。想定を下回るのは初めてのことで、表面的にはリーマンショックによる運用の悪化(-8.4兆円)で説明がつくが、実際にはもっと構造的な問題がある。

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筆者

松浦新

松浦新(まつうら・しん) 朝日新聞経済部記者

1962年生まれ。NHK記者から89年に朝日新聞社に転じる。くらし編集部(現・文化くらしセンター)、週刊朝日編集部、オピニオン編集部、特別報道部、東京本社さいたま総局などを経て現在は経済部に所属。共著に社会保障制度のゆがみを書いた『ルポ 老人地獄』(文春新書)、『ルポ 税金地獄』(文春新書)、『負動産時代』(朝日新書)などがある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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