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 みずほフィナンシャル・ホールディングスの塚本隆史社長(旧第一勧銀出身)が6月22日の株主総会で、「私と頭取の3人は役員報酬を3カ月間30%カットし、他の役員は10%カットします」と言ったのには驚かされた。みずほは、サブプライム危機に関連して高値づかみした証券化商品で1兆円近い損失を被ったが、「投資銀行宣言」「グローバル宣言」などと大仰なスローガンで証券化戦略を推し進めてきた斎藤宏みずほコーポレート銀行会長(旧興銀出身、6月21日付で特別顧問に就任)や前田晃伸みずほFG会長(旧富士出身、同22日付で特別顧問に就任)は、役員報酬のカット程度のけじめのつけかたさえ、これまで示したことがなかったからである。それに対して塚本社長は、配当の減配や予定している8000億円の増資による希薄化によって株主に迷惑をかけるため、「身を引き締め」役員報酬のカットを行うのだという。
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筆者

大鹿靖明

大鹿靖明(おおしか・やすあき) ジャーナリスト・ノンフィクション作家(朝日新聞経済部記者)

1965年、東京生まれ。早稲田大政治経済学部卒。ジャーナリスト・ノンフィクション作家。88年、朝日新聞社入社。著書に第34回講談社ノンフィクション賞を受賞した『メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故』を始め、『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』、『ヒルズ黙示録・最終章』、『堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産』、『ジャーナリズムの現場から』、『東芝の悲劇』がある。近著に『金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿』。取材班の一員でかかわったものに『ゴーンショック 日産カルロス・ゴーン事件の真相』などがある。キング・クリムゾンに強い影響を受ける。レコ漁りと音楽酒場探訪が趣味。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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