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中国人旅行客 「買い物」よりリピーターの確保を

松浦新

松浦新 朝日新聞さいたま総局記者

 千葉県木更津市に、朱塗りの大きな門が目立つホテルがある。その門をくぐった駐車場には2台の観光バスが止まっていた。近づいてナンバープレートを見ると、2台とも「888」と書いてある。「8」は中国人にとって縁起がよい数字。中国人観光客を強く意識していることがわかる。

 このホテルは、木更津港に近い約100室を持つ「東京ベイプラザホテル」。日本を訪れる中国人は09年で100万人余りだが、同年の木更津市の中国人宿泊者は2万6162人もいた。実は、05年は2089人だったが、06年にこのホテルのオーナーが中国出身者に代わったことをきっかけに急増した。

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筆者

松浦新

松浦新(まつうら・しん) 朝日新聞さいたま総局記者

1962年生まれ。NHK記者から89年に朝日新聞社に転じる。くらし編集部(現・文化くらしセンター)、週刊朝日編集部、オピニオン編集部、特別報道部、経済部などを経て現在は東京本社さいたま総局に所属。共著に社会保障制度のゆがみを書いた『ルポ 老人地獄』(文春新書)、『ルポ 税金地獄』(文春新書)、『負動産時代』(朝日新書)などがある。

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