小此木潔(おこのぎ・きよし) ジャーナリスト、元上智大学教授
群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。経済部員、ニューヨーク支局員などを経て、論説委員、編集委員を務めた。2014~22年3月、上智大学教授(政策ジャーナリズム論)。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)など。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
小此木潔
菅首相の「第三の道」に、筆者はおおいに期待している。「強い経済、強い財政、強い社会保障」の一体的実現という基本姿勢も、すばらしいと思う。これを別の言葉で表現するなら、成長(脱デフレ・名目3%成長軌道の確保)と増税(消費税10%を目途とする財政の強化)、社会保障の充実(医療、介護、保育、年金の改革と強化)を同時に成り立たせる連立方程式の解を見つけるということである。
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