武田洋子
2010年07月01日
注目すべきは、両党がともに消費税を含む税制改革について言及したことだ。民主党は昨年夏の衆院選で「4年間は消費税を引き上げない」と訴えたが、今回はそれを撤回したかたちとなり、大きな方向転換である。政権交代以降、税収は予想以上に落ち込み、財政赤字は一段と拡大した。国際金融市場では、ギリシャが財政破綻の危機に追い込まれ、「国の信用力」が強く意識され始めている。日々こうした事実を目の当たりにするにつれ、民主党内でも意識の変化が起き始めたのであろう。
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