小此木潔
2010年07月09日
前門の虎、後門の狼というべきか。一難去って、また一難。世界経済の行く手には、ひょっとすると本物の恐慌が待ち受けているのかもしれない。米プリンストン大のポール・クルーグマン教授がニューヨーク・タイムズに寄せたコラム「第3の恐慌」を読むまでもなく、懸念を禁じ得ない。
ギリシャの財政危機がほかの欧州諸国に飛び火しそうだ、とあわてた先進国が財政赤字を2013年までに半減させるという目標を決めた。これで一安心かと思いきや、
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