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自律的な景気回復に向け正念場

武田洋子

武田洋子 三菱総合研究所チーフエコノミスト

 世界経済の雲行きが怪しい。金融市場では、主要株価が軟調に推移し、NYダウ平均株価は年初来ピーク(4月26日)から10%程度下落、日経平均株価は同じく年初来ピーク(4月5日)から16%程度下落している。

 そもそもの発端は、本年春頃からの欧州金融・財政問題の深刻化を受け、世界の投資家のリスク選好度が後退したことにあるが、足元では、世界経済の先行きに対する懸念も影響しているとみられる。世界経済は、新興国の好調を背景に回復基調を辿っているが、各国が実施した景気刺激策に支えられてきた面も大きく、実力でみれば漸く立ち直り始めたところである。足腰がなお弱い中で資産価格が下落し続ければ、 ・・・ログインして読む
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筆者

武田洋子

武田洋子(たけだ・ようこ) 三菱総合研究所チーフエコノミスト

【退任】三菱総合研究所 政策経済・研究センター チーフエコノミスト。東京都生まれ。ジョージタウン大学公共政策大学院修士課程修了。94年に日本銀行入行後、海外経済の分析、外貨準備の運用、内外金融市場のモニタリング・分析、外国為替市場における平衡操作担当などを歴任。09年4月より現職。専門は国際金融、マクロ経済、公共政策。

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