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寺島実郎の視座 「普天間」は終わっていない(3) ~編集長特別インタビュー~

一色清

一色清

 ――普天間問題、米軍基地問題、さらには日本の安全保障について、菅さんとその政権は参院選の結果も踏まえ、どのような姿勢で臨むのか、ということになりますよね。

 「なにも大上段に振りかぶらなくてもいいのだけれども、日本をどういう方向に向けていかなければいけないんだということは国民に語らなければいけない、と思います。そろそろそういう時期が来ている。何度も言っているように、普天間問題のはめ込み先を国内に探るような議論じゃなくて、やはり日本の将来像として、どういう方向を目指しているからということを丁寧に語る。その上で、この普天間問題では、現時点ではこういう議論になるのだ、という事をまずしっかり国民全体が確認しなければいけないと思います」

 「その際、いかなる抑止力を期待する人でもそれはそうだなというぎりぎりの論点ていうのはあると思うんですよ。私は盛んにそこのところを言っているのです。まず、アメリカの基地には地位協定上、3つのタイプのステータスがあるわけですよ。

 1つ目は、米軍が占有権を持っているという基地です。佐世保、横須賀、横田でも、米軍が占有権を持ってるんですよ。日本の了解なしに動けるというわけですね。こういうステータスの基地というのは、実はいわゆる米国が海外に持っている基地の中でも非常に特殊なんです。そのことを日本人はよく知らないといけない。

 2つ目は、米軍が管理権を持っていて、そこに自衛隊を含めて日本が共有しているという基地。

 3つ目は、日本側が管理権を持っていて、アメリカがそれを共有しているというタイプの基地。北富士演習場に象徴されるような基地です」 ・・・ログインして読む
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筆者

一色清

一色清(いっしき・きよし) 

【退任】週刊紙「アエラ」前編集長。1956年生まれ。78年朝日新聞社に入り、経済部記者、「アエラ」編集部員などを経て、2000年「アエラ」編集長。beエディター、出版本部長補佐などを経て、08年10月から「報道ステーション」コメンテーターを務めた。「アエラ」副編集長時代には、中吊り広告下の一行コピーを担当。2012年1月まで「WEBRONZA」編集長。

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