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原油流出が求めるエネルギー転換~深海での採掘禁止から国際炭素税へ

小此木潔

小此木潔 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

 メキシコ湾で国際石油資本(メジャー)BPが起こした過去最悪とみられる原油流出事故は、深海での無謀な石油採掘をやめ、化石燃料からのエネルギー転換をもっと急ピッチで進めるよう人類に警告を発している。そう考えなくてはいけないほど事態は深刻だ。

 化石燃料の大量消費によって支えられてきた我々の文明。中国などの興隆が世界の石油需要を逼迫させ、原油価格の高騰をもたらしてきた。一方では石油採掘技術の進歩により、深海でも、また陸上のオイルサンドなどからも、石油が採れるようになってきており、「石油の時代」は思ったより長引きそうな雲行きである。

 しかし、

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で記者をしてきた。近年は日本の経済政策や世界金融危機など取材。2009年5月から東京本社論説委員室勤務、11年4月からは編集委員も務め、14年4月から現職。著書に「財政構造改革」「消費税をどうするか」(いずれも岩波新書)、「デフレ論争のABC」(岩波ブックレット)。

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