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原油流出が求めるエネルギー転換~深海での採掘禁止から国際炭素税へ

小此木潔

小此木潔 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

 メキシコ湾で国際石油資本(メジャー)BPが起こした過去最悪とみられる原油流出事故は、深海での無謀な石油採掘をやめ、化石燃料からのエネルギー転換をもっと急ピッチで進めるよう人類に警告を発している。そう考えなくてはいけないほど事態は深刻だ。

 化石燃料の大量消費によって支えられてきた我々の文明。中国などの興隆が世界の石油需要を逼迫させ、原油価格の高騰をもたらしてきた。一方では石油採掘技術の進歩により、深海でも、また陸上のオイルサンドなどからも、石油が採れるようになってきており、「石油の時代」は思ったより長引きそうな雲行きである。

 しかし、

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

ジャーナリスト、上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で取材。論説委員、編集委員を経て2014年から現職。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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