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 厚生労働省が7月に発表した調査によれば、女性の管理職が1割以下の企業はその理由として「必要な知識や経験、判断力を持つ社員がいない」と回答している。

 果たしてそうなのだろうか。管理職になるには、今の会社に長く在籍していなくてはいけないとか、枢要なポジションを経験していなくてはいけない、といった固定的な発想に捉われていないだろうか。

 女性は出産など家庭の事情で仕事を辞める確率が高い。現在企業がとっている政策は、女性が子育てをしながら、一つの職場に長く勤め続けられるように配慮している。それはもちろん重要なことだが、いったん退職した女性を採用したり、前職での経験を活かした責任を与えることにも、力を注いではどうだろうか。 最近の若い世代をみると、男女とも転職への抵抗が少なくなっており、終身雇用の慣行は明らかに変化している。

 自分自身の経験としても、銀行を退職したあと、再就職先を見つけるのは予想以上に大変だった。

 夫の米国転勤に伴い銀行を退職した私は、 ・・・ログインして読む
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筆者

根本直子

根本直子(ねもと・なおこ) 早稲田大学 大学院経営管理研究科 教授/アジア開発銀行研究所、 エコノミスト

日本銀行、S&Pグローバル、マネージング・ディレクターを経て現職。主なリサーチ分野は、金融機関経営、日本およびアジアの金融市場、包摂的成長。 早稲田大学法学部、シカゴ大学経営大学院、一橋大学商学研究科、商学(博士) 主な著書に「韓国モデルー金融再生の鍵」「残る銀行沈む銀行―金融危機後の構図」 財務省 関税・外国為替等審議会委員、中部電力、コンコルディア・フィナンシャルグループ社外取締役、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF) 経営管理委員。

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