城繁幸
2010年09月11日
鈴木亘・学習院大教授の「ミネラルウォーターと保育園」の記事(https://webronza.asahi.com/synodos/2010082300006.html)は大変興味深い内容だった。価格を規制によって維持しようとすれば、結局は非効率な統制経済が実現し、国民すべてが高いツケを払うことになるという内容である。非常に分かりやすい内容であるため、なるほどねぇと感心した人は多いのではないか。
ただし、これを単なる寓話、あるいは保育行政に限った話だと理解してしまう人がいると残念だ。これは日本中にひろく当てはまる話である。事実、現政権においても、価格統制によって一つの市場が縮小しようとしている。その市場とは、労働市場である。
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