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 フランスのTGVや中国のリニア線、ドイツや英国の高速鉄道、そして米国の国鉄アムトラックの新型特急アセラ(ワシントン-ニューヨーク間)にも乗ったが、乗り心地は日本の新幹線が一番だ。

 まず振動が少ない。グラスの水がこぼれる心配をしなくていいのは、日本の新幹線以外ではちょっとないかな…というと、日本びいきが過ぎると批判されるかもしれないが、正直な感想を記すとすれば、そういうことだ。

 ついでに、内装や空間の快適さなど、やはり日本製の車両はいい。

 日本人だから心地よいというのではない。きめ細かく、つくってあるのだ。無駄を省き、空間を有効活用し、使い勝手もよくて、きれいだ。

 もちろん、ほかの鉄道もそこそこ立派だ。米国のアセラだって、とくに「クワイエット・カー」という「携帯やおしゃべり禁止」車両もあって、なかなかやるな、という感じ。ドイツや英国の高速鉄道は、そのなかに日本製の車両もあって、きれいだ。

 でも、レールの管理や保線技術など含めたトータルな安全性と乗り心地の快適性は、日本の新幹線が一番ではないだろうか。そのことをまず、きっちりと売り込むべきだろう。

 事故の発生状況などデータを比較すれば、外国人にも理解できるはずだ。日本に招待して、実際にあちこち見てもらえばいい。

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筆者

小此木潔

小此木潔(おこのぎ・きよし) 上智大学教授(政策ジャーナリズム論)、元朝日新聞論説委員

ジャーナリスト、上智大学教授。群馬県生まれ。1975年朝日新聞入社。富山、奈良、大阪、ニューヨーク、静岡、東京で取材。論説委員、編集委員を経て2014年から現職。著書に『財政構造改革』『消費税をどうするか』(いずれも岩波新書)、『デフレ論争のABC』(岩波ブックレット)。監訳書に『危機と決断―バーナンキ回顧録』(角川書店)

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