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 先週、中国上海交通大学が恒例の「2010世界大学ランキング」を発表した。アメリカのハーバード大学は8年連続トップに輝き、カリフォルニア大学バークレー校とスタンフォード大学はそれぞれ2位と3位に入り、アメリカの大学は上位独占の結果になった。イギリスの名門校であるケンブリッジやオックスフォードは辛うじて5位と10位に入っている。

 この結果は世界的な論争を巻き起こし、特にイギリスを中心とした欧州の反発が強い。その評価基準は偏っており大学の本当の実力を反映し切れていないという。

 実際、イギリスの大学はアメリカの後塵を拝しているものの、それでもトップ100には11校が入っており、3位のドイツと日本(それぞれ6校)を遥かに上回っている。なのに、なぜイギリスはこんなに反発しているのか? 理由は明白だ。

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筆者

肖宇生

肖宇生(しょう・うせい) フロンティア・マネジメント株式会社事業開発部マネージング・ディレクター

【退任】フロンティア・マネジメント株式会社事業開発部マネージング・ディレクター。1996年大阪大学経済学部、2001年一橋大学大学院経済学研究科卒業(経済学修士)。精密機器メーカーで中国携帯市場向けマーケティングを担当後、国内シンクタンクで中国市場のコンサルティング、ファンド会社で中国市場のプライベート・エクイティ投資に従事。日本総合研究所創発戦略センター主任研究員を経て、2011年4月より現職。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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